あそび防災情報局
お役立ち情報

防災に関する家族との備え方、話し合う内容を紹介

あそび防災情報局 あそび防災情報局
防災に関する家族との備え方、話し合う内容を紹介

あそび防災プロジェクト

災害が発生した際に、どこで落ち合うのか、どのようにして連絡を取り合うのか、誰に連絡を取るのか、どのように対処するのかなど、家族と話し合っておくべきことは多くあります。

また、防災における備蓄や耐震などの対策についても、家族で協力して行うことが大切です。

本記事では、防災に関する家族との備え方・家族で決めておくこと、話し合う内容(家族防災会議)について紹介します

 

防災士監修の防災マニュアル「担当者必見 企業向け防災完全ガイド」とは?

解説資料のダウンロードはこちらから

\防災イベント・研修向け体験型アクティビティの資料はこちら/

資料をダウンロードする

防災について家族で話し合うことが重要な理由

災害が発生した際には、通信手段が使えない場合があり、家族と連絡を取り合う方法がなくなる可能性があります。家族で話し合い、災害発生時にも家族が集まれるように対策しておくことが重要です

また、家庭内で防災に取り組む際には、備蓄・家具の固定などを行う必要があり、家族で協力して取り組むことが大切です。一度行って終わりではなく、継続的に取り組む必要があります。

災害が発生することに対する適切な準備をしておくために、日頃から家族で話し合っておきましょう。

防災において大切なこと「自助・共助」とは

防災に取り組むうえで、知っておく必要がある知識の1つに「自助」と「共助」があります。

以下では、防災、自助、共助とは何かを紹介します。

そもそも防災とは

防災とは、災害に備えることを指す言葉です。つまり、災害を防ぐのではなく、防ぎようのない自然災害や人的災害に対して、適切に備えるということです。

災害の種類

  • 自然災害:地震・津波、大雨・台風、洪水・土砂災害、雪害、火山噴火、雪害など
  • 人的災害:火災、ビルなどの建物の倒壊、停電、テロなど

これらの災害が発生した際に、助かるための考え方として、「自助」と「共助」の重要性が広く伝えられています。自助・共助のほかに「公助」があります。公助とは消防・警察などの公的機関による援助です。大規模な災害が発生した際には、公助だけでは不十分な場合があります。災害発生時には自助と共助が重要です。

以下では、自助と共助について紹介します。

自助とは

自助とは、災害が発生した際に、自分の身の安全を守るという考え方です

  • 地震が発生した際に机の下に隠れる
  • 頭部を守るヘルメットを着用する
  • 津波に備えて高台に避難する

自助としては、上記の例が挙げられます。つまり、「災害リスクに対して自分(あるいは自分たち)でできること」が自助です。

上記は災害が発生した際の例ですが、災害に備えて備蓄をすること、家具を固定すること、家族で話し合うことなども自助に含まれ、多岐に渡ります。

共助とは

一方、共助とは、地域・コミュニティの人たちが協力して助け合う考え方です

  • 倒壊した家屋の下敷きになった人を助ける
  • 高齢者や障がい者の避難支援をする
  • 火災の初期消火を手伝う

共助としては、上記の例が挙げられます。つまり、「災害リスクに対して地域・コミュニティで助け合うこと」が共助です。

上記は災害が発生した際の例ですが、周辺住民とのリレーション構築をすること、地域の防災訓練に参加することなども共助に含まれ、多岐に渡ります。

家族で話し合う内容(家族防災会議)

防災に取り組む際には、子どもも含めて日頃から話し合うことが重要です。

防災に取り組む上で基本となるのは「自助」です。自分と家族で協力して身を守り、安全に対処する必要があります。

そのために家族防災会議を行い、協力して防災に取り組むことが大切です。

以下では、家族で話し合う内容について紹介します。

防災に対する心構え・取り組み方

防災に関する基本的な備えの方法は内閣府、首相官邸、国土交通省などのホームページで公開されており、多くの取り組みは簡単に行うことができます。そのため、防災に関して特に重要なことは「心構え」です防災に取り組む大切さを知り、取り組みのはじめの一歩を踏み出すことが重要です。

まずは日頃から家族と防災に関する会話をすることから始めましょう。防災に取り組むうえでは、子どもに対して説明し、理解してもらうことが大切です。「こういう災害がある」、「災害が起こった際にはこのように行動することが大切」ということを、日頃から子どもに対して説明しましょう。

家族全員の防災に関する理解が得られたら、実際に取り組む内容をリストアップします。なかには古い備蓄品の消費・補充などの継続的に行う必要のある防災への取り組みもありますが、項目自体はそれほど多くありません。リストアップが完了したら、家族で協力して防災への取り組みを進めていきましょう。

防災における家族の役割分担

防災に取り組むうえで、役割を持つことで自分ごととして捉えられる要因の1つになります。例えば、備蓄品の消費期限の定期的な確認をする役割を子どもが担当することで、防災が身近に感じられ、主体的に取り組むことにつながります。

家庭内での防災への取り組みに関しては、一度行えばいいことと、継続的に行うことがあります。しかし、一度行えばいいことも、災害が発生した際に活用できるように準備しておかなければいけません。その一助となるのが、日頃から防災への意識を高く持つことです

基本的にはいつ、どこで、どのような規模の災害が発生するかわかりません。役割を分担することで、家族全員が防災に対して意識する状態を保つことが重要です。

家族で行う防災に関する備え方・家族で決めておくこと

以下では、家庭内で行える防災に関する備えを紹介します。

備蓄品・非常用持ち出し袋の準備

ローリングストック法(古くなった備蓄品を消費して減った分を買い足す方法)を活用する非常食・飲料水・消耗品の種類と量について、以下の内容が推奨されています。消費量は人によって異なりますので、最低限3日分、大規模災害への備えとしては1週間分の備蓄品を用意することが大切です

  • 非常食:アルファ米(急速乾燥したご飯)、レトルト食品、ビスケット、板チョコ、乾パンなど
  • 飲料水:1人あたり13リットルの飲料水
  • 消耗品:ティッシュペーパー、トイレットペーパー、マッチやろうそく、カセットコンロなど

※最低限3日分、大規模な災害への備えとしては1週間分が推奨されています。

※日常的に利用している食品や消耗品を備蓄することが推奨されています。

また、大規模災害が発生した際など、自宅から離れる必要がある状況もあり得ます。そのような場合に備え、3日分の非常食を含む「非常用持ち出し袋」を用意しておくことが推奨されています。

備蓄品・非常用持ち出し袋のチェックリスト

首相官邸の以下のページにて、災害時への備えとして用意する「備蓄品」と「非常用持ち出し袋」のチェックリストが公開されています

害の「備え」チェックリスト|首相官邸ホームページ

避難場所・避難経路の確認

災害が発生した際の避難場所を決めておくことで、通信手段を利用できなくなった場合にも家族と合流するための一助になります自宅や最寄り駅近くの避難場所(指定緊急避難場所・指定避難所)に指定されている施設などを確認しておきましょう。また、避難場所に行くための経路を確認しておくことも大切です。

連絡先の共有・メモの常備

大規模災害が発生した際には、安否確認が必要になります。個人間の通信手段を利用できなくなった場合や、スマートフォンなどの通信機器を利用していない(所有していない)場合などに備えて、家族に関する連絡先を一覧化したメモを用意しておくことが大切です

ただし、大地震が発生した場合などには、連絡先がわかっていても電話がつながらないこともあります。連絡先がわかっていることを過信せず、避難場所・避難経路の確認なども合わせて行うことが重要です。

メモに記載する連絡先の例

  • 自宅の連絡先
  • 携帯電話の連絡先
  • 職場の連絡先
  • 学校の連絡先
  • 遠方に住む家族・親族の連絡先

災害発生時における安否確認の方法

  • 災害用伝言ダイヤル(171
  • 災害用伝言版サービス
  • SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)
  • 安否確認システム
  • 被災していない地域に居住する知人や親戚への連絡
  • 玄関ドアの張り紙など

災害情報に関する情報取得方法の確認

防災に関する情報や災害情報に関するWebサイトやアプリなどが多数公開されています。以下に防災・災害関連情報の例を記載します。ハザードマップや危険度分布などの情報を含め、防災に関する情報を集め、整理しておくことが重要です。

防災・災害に関する情報一覧

家具の配置・固定

揺れの大きな地震が発生した際には、食器棚、本棚、冷蔵庫などの硬く重い家具が倒れて下敷きになる恐れがあります。金具で固定するもの、粘着テープで固定するもの、家具と天井などの間に棒を挟んで固定するもの(突っ張り棒)などの防災グッズを活用し、家具を固定することが重要です

また、家具の配置に気をつけることも大切です。例えば、就寝場所の近くや倒れた際に玄関や窓に通じる道を塞ぐ場所には家具を配置しないこと、倒れたことでガス漏れなどの火災の原因になる位置には家具を置かないことなどが挙げられます。

防災意識の向上・自分ごと化に効果的な防災イベント関連アクティビティ

防災体験を通じて、「防災に対する考え方や、その後の日常的な取り組みが大きく変わった」というお声をいただくことが多くあります。防災イベントを実施することで、防災を自分ごととして捉えられるようになり、取り組みが促されます。

IKUSAでは、家族で防災について楽しく学べるアクティビティに関するサービスを提供することを通じて、企業・自治体・施設などの防災イベントの実施を支援しています。

以下では、防災イベントに関するアクティビティを紹介します。

防災ヒーロー入団試験(自治体・施設向け)

「防災ヒーロー入団試験」は、親子で防災関連のミッションをクリアしていきながら、防災の知識を学べるアクティビティです。「子どもが本気で楽しめること」にフォーカスし、防災に対して関心を持っていなくても楽しめる仕掛けが満載です。各種目をクリアすれば防災メダルがもらえ、最後に防災ヒーロー入団証と交換してもらえます。家族で一緒にクリアしていくというロールプレイングの要素もあり、家族で防災を考えるきっかけにもなります。

防災ヒーロー入団試験は、商業施設や自治体などの地域イベントで人気が高いアクティビティです。防災は一般的に関心が高い社会課題の1つで集客力が高く、地域貢献につながることや満足度が高いことなどが特徴です。

防災ヒーロー入団試験の開催事例はこちら!

施設の滞在時間を伸ばせる防災イベント!?防災ヒーロー入団試験!

資料をダウンロードする

防災謎解き(企業向け)

「防災謎解き」は、防災に関するクイズを解きながらゴールを目指していく謎解き脱出ゲームを体験できるアクティビティです。参加者は物語の主人公となり、決められた時間や空間で謎を解いていきます。災害発生直後を想定しながら、災害に関連した謎を解くことで、災害時になにをすればいいかを学ぶことができます。

時間内に全ての謎を解き切るには、メンバー同士のコミュニケーションが不可欠なため、防災のみだけではなく、防災の際に大切なリーダーシップや役割分担の大切さも一緒に学ぶことができるアクティビティです。謎解きが苦手な人も参加しやすいことも特徴です。

防災謎解きはチームで協力して取り組むため、企業における社員のコミュニケーション促進やチームビルディングを目的とした社内イベントで人気があります。

また、防災謎解きはオリジナルのストーリーやクイズ制作も可能で、リアル、オンラインのどちらでも実施することができます。

防災謎解きの資料をダウンロードする

防災運動会(企業向け)

「防災運動会」は、防災に関するオリジナル種目を取り入れた運動会アクティビティです。各競技を行うことで防災に関する知識を身につけていくことができ、防災スリッパなどの災害時にも活用できる体験を通じて防災に対する関心を高めることや自分ごととして捉えられるようになることが特徴です。

防災運動会では防災を「事前準備」「災害発生」「発生直後」「避難生活」「生活再建」と5つのフェーズに分類します。各フェーズに応じた競技を通じて、防災に関する知識や知恵を身につけ、自分の力で助かること(自助)、他人を助けること(共助)の大切さを学べる学習効果の高いイベントです。

防災運動会は社内運動会などの社内イベントで人気のあるアクティビティです。社内運動会は社員の家族も参加することができるファミリーデーとして実施しやすく、社員だけでなく家族も含めて防災への関心を高めることができます。

企業には社員の安全を守る義務があり、事業継続に関わる取り組みをする必要もありますが、それらを実現するには社員の協力が不可欠です。防災運動会を通じて、企業全体として防災に取り組むことにつながります。

防災運動会の開催事例はこちら!

穴吹エンタープライズ株式会社様に防災運動会をご利用いただきました!

防災運動会の資料ダウンロードはこちら防災運動会のお問い合わせはこちら

おうち防災運動会

防災運動会のオンライン版にあたる「おうち防災運動会」は、ビデオ通話が可能なツールや自社開発のリモ謎システムなどを活用したオンライン運動会サービスです。

「おうち探検!非常食探索トライアル」、「防災借り物競走」、「避難所ジェスチャーゲーム」などの防災に関する要素を取り入れたオリジナル種目を通じて、防災について学びながら参加者の関心を高めることができます。また、チームで協力して取り組み、コミュニケーションが促進されるため、チームビルディングにつながることも特徴です。

参加者は自宅などのリモート環境で参加するため、リラックスして気軽に家族で楽しめます。また、自宅だからこそ参加者の家族も一緒に参加し、楽しみながら防災を学ぶこともできます。

おうち防災運動会は企業のコミュニケーションやチームビルディングを目的とした社内イベントで人気があります。社員の家族も一緒になって取り組むことができるため、社員の家族も含めて防災について考えたり、話し合ったりするきっかけづくりになります。

おうち防災運動会の開催事例はこちら!

オンラインで防災を学ぼう!西宮市「おうち防災運動会」開催レポート

おうち防災運動会の資料ダウンロードはこちらおうち防災運動会のお問い合わせはこちら

まとめ

防災に取り組む際には、家族ぐるみで考えたり話し合ったりしながら、適切な備えをすることが大切です。

家族・親子で参加できる防災イベントを実施することで、家族内で防災への取り組みをはじめるきっかけづくりになります。

株式会社IKUSAは、年間1000件以上の社内イベント・地域イベントなどの開催を支援するイベント会社です。90種類以上の体験型アクティビティを中心とした自社開発のサービスを提供しています。

各種イベントの実施を検討している方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

迷ったらこちら!あそび防災プロジェクト総合資料はこちらから

防災士監修の防災マニュアル「担当者必見 企業向け防災完全ガイド」とは?

解説資料のダウンロードはこちらから

\防災イベント・研修向け体験型アクティビティの資料はこちら/

資料をダウンロードする

防災・SDGsイベントのご相談はこちら

あそび防災情報局
この記事を書いた人
あそび防災情報局

あそび防災情報局では、防災に役立つ様々な情報をご提供しています。防災へ興味を持つきっかけになるような記事をお届けできるよう、日々奮闘中です!

監修
赤坂大樹防災士

「やらないと」から「やってみたい」と思える防災へ。防災を楽しく学べるイベント「あそび防災プロジェクト」の発案者。防災運動会をはじめとした様々なサービスを考案。企業や自治体、商業施設での防災イベントの実施や、「世界防災フォーラム2019」「防災アイディアソン BOSAI Startups in Japan」へ登壇。「あそび防災プロジェクト」は2020年グッドデザイン賞を獲得した。

オンライン・リアル問わず日本全国で実施可能!
まずはお気軽にご相談ください。

東京・総合窓口

03-5960-0193
大阪06-6395-6989
名古屋052-684-6273

まずは気軽に問い合わせてみる

無料相談

200社導入/各研修の詳細や活用事例がわかる

無料で資料をダウンロードする