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防災の必需品!非常食の種類や特徴を紹介

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防災の必需品!非常食の種類や特徴を紹介

防災の準備を進めるうえで、欠かせないものといえば「非常食」です。
地震や台風などの災害が発生すると、食料が入手しにくくなってしまいます。お店が閉店したり、そもそも商品がすでに売り切れているなど、場合によっては数日~数週間食料が入手しにくい状況に陥ってしまうかもしれません。
だからこそ、非常食の準備は必要不可欠です。とはいえ、一口に「非常食」といっても、さまざまな種類があるため「何を選んだらいいのか分からない」「そもそもどんな種類があるのか知らない」などの悩みを抱えている方もいるでしょう。
そこで、今回は防災の必需品といえる「非常食の種類」について解説します。非常食の種類ごとに、いったいどんな特徴があるのかチェックし、自分や家族に合った非常食をチョイスしてください。

災害時の必需品は「非常食」

災害時の必需品は「非常食」

冒頭でも触れたとおり、災害時の必需品ともいえるのが「非常食」です。
非常食の準備が防災準備の基本であり、家族の人数分確保しておかなければなりません。非常食は、お店などで食料を調達できないときに、命をつなぐための重要な存在です。
万が一、非常食を準備していないタイミングで災害に巻き込まれてしまった場合、食料が調達できるようになるまで絶食することとなってしまうかもしれません。
日本はさまざまなライフラインが整っているうえに、救急隊などによって物資や食料の支給もスムーズに行われますが、必ずしも次の災害でも同様に物資や食料の支給がスムーズに行われるとは限りません。
災害の規模や道路状況などによっては、これまでの災害のように物資や食料の支給が素早く行われない可能性も十分考えられます。
「きっと支給されるだろうから大丈夫」と安易に判断せず、「自分の身は自分で守る」という感覚で、非常食を準備しておくことをおすすめします。

非常食の特徴

非常食の特徴

防災の必需品といえる「非常食」ですが、そもそも一般的な食品とはどのような点が異なるか知っていますか?
非常食は「非常事態に適した食品」であり、まさに災害時に便利なものです。ここからは、非常食の具体的な特徴について解説します。

保存期間が長い

非常食の特徴として、まず挙げられるのが「保存期間の長さ」です。
非常食は、備蓄することを前提として製造されているため、一般的な食品と比べると圧倒的に保存期間が長い傾向にあります。
非常食の消費期限を見てみると、1年以上は当然であり、中には5年も保存し続けられるような非常食もあります。そのため、こまめに買いなおしたり、すぐに消費期限が過ぎてしまう、といった問題がありません。
災害は頻繁に起こることではないため、こまめに買いなおすのは手間ですし、経済的にも大きな負担となってしまうでしょう。しかし、非常食なら数年に1度程度の頻度を目安に購入すればいいため、経済的かつ手間が少ないといったメリットがあります。
ちなみに、消費期限が近づいてきたら家族で食べて、さらに新しい非常食を追加すれば、備蓄していた非常食が無駄になることはありません。これを「ローリングストック」といいます。
せっかく購入した非常食を、消費期限を理由に処分してしまうのはもったいないもの。保存期間を確認しながら、ローリングストックを心がけてください。

加熱しなくても食べられる

非常食の多くは、加熱しなくても食べられます。基本的に非常食のほとんどは缶詰タイプですが、蓋を開ければそのまま食べることができます。
缶詰タイプの非常食には「お菓子」「パン」「ごはん」といった定番のもののほか、「肉類」「魚類」などもあります。肉や魚関連は加熱して食べなければなりませんが、非常食であればすでに加熱済みです。そのため、加熱しなくても安心して食べることができます。
地震や台風など、災害が発生すると停電したり、ガスが止まってしまうことが珍しくありません。オール電化住宅であれば、停電したらコンロを使用できなくなるため、食品を加熱するのは難しいでしょう。また、コンロがガスタイプであったとしても、災害によってガスが止まってしまったら、加熱はできなくなってしまいます。
こうした「加熱できない状況」に備えて作られているのが非常食なのです。基本的に、被災生活では「温める」という行為は難しいのが現状です。
非常食は電気や火が使えないときでも食べられるため、防災準備の必需品といわれています。

水だけで調理できるものも

加熱しなくても食べられるという非常食ですが、「水だけで調理できる」といった非常食もあります。
非常食の定番に「カップ麺」がありますが、カップ麺は沸かしたお湯を注がなければならず、結局は「加熱」が必要となってしまいます。
しかし、水だけで調理できる非常食であれば、お湯は必要ありません。そのため、水さえ確保できていれば簡単に調理できるのです。
最近では、袋タイプの非常食に水を注いで一定時間放置すれば「おにぎり」になるといったタイプや、水を注いで食べられるアルファ米などがあります。
火や電気が使えない環境でお湯を準備するのは簡単ではありません。そのため、非常食を選ぶときには「水だけで調理できる非常食」も視野に入れておくといいでしょう。
ただし、水だけで調理できる非常食は、一定時間放置しておく必要があるため、すぐに食べられるわけではありません。12時間放置する時間が必要な非常食もあるため、購入の際には十分気を付けてください。

非常食の種類と特徴について

非常食の種類と特徴について

非常食にはさまざまな種類があります。そのため、それぞれの特徴を把握したうえで、家庭に合った非常食を選ぶ必要があります。
ここからは、非常食の種類と特徴について紹介するため、「どんな非常食があるのか気になる」という方は参考にしてみてください。

缶詰

非常食の定番ともいえるのが「缶詰」です。
缶詰商品は、非常食として販売されていないものであっても、保存期間が長く加熱不要であるものが多いため、非常食として向いています。
また、缶詰にはさまざまな種類があるため、「好みの食品」を探しやすいのも魅力です。例えば、焼き鳥や鯖缶、シーチキンといった定番のほか、総菜や主食、カレーなどさまざまな缶詰があります。総菜にスポットを当ててみてみると、大根の煮物やおでん、茶わん蒸し、漬物などさまざまなものがあるのです。
そのため、缶詰だけでもバリエーション豊かな食事を楽しむことができます。被災中の食事は、毎日同じようなものばかり…といった状況に陥ってしまいがちですが、缶詰であればさまざまな種類を揃えておけば、毎日異なる食事を楽しむことができます。
ほかにも、缶詰はスイーツ系やフルーツなども充実しているため、少し一息つきたいときの「デザート」として楽しむことも可能です。
形状においては、缶詰はコンパクトでシンプルです。そのため、たくさん備蓄しておいてもスペースを占有してしまうこともありません。非常用リュックなどに数日分の缶詰を入れておくこともできるでしょう。
「自宅での被災生活」「避難所での被災生活」どちらでも活用しやすいのが缶詰の特徴です。

お菓子類

「非常食」というと、食事のイメージが強いですが、一方で「お菓子類」の非常食も多く販売されています。
例えば、クッキーやチーズケーキ、ガトーショコラなど、缶詰とは思えないクオリティの非常食は多いです。そのため、被災中のストレス解消になるように、お菓子類を準備しておく方が少なくありません。
実際、被災生活を経験した方の中には「甘いものが食べたくなった」といった方が多いです。塩気のある非常食をメインとして生活していると、甘味のある食品を食べたくなることが多いようです。
非常食としてのお菓子であれば、保存期間が長いうえに、当然加熱も不要で食べることができます。そのうえ、ケーキ類やショコラ系など、魅力的なお菓子類も多く、被災生活中の癒しになるでしょう。
ちなみに、非常食のお菓子類は、「美味しい」と評判のものが多いです。非常食とは思えないような、こだわり溢れるお菓子類もあるため、あらかじめ試食をして自分の好きそうなお菓子類を探してみてはいかがでしょうか。

パン

非常食の種類のひとつが「パン」です。
あまり知られていませんが、非常食としてパンが販売されています。そのうえ、食パンや菓子パン、デニッシュ、蒸しパンなどレパートリーも豊富です。
非常食用のパンというと、「乾燥してパサパサなのでは…」といったイメージがありますが、実際に食べてみると一般的に販売されているパンと大差はありません。ふわふわ系、しっとり系などまるでパン屋さんのような美味しいパンも多いです。
普段、食事でパンを取り入れることが多いなら、非常食の準備でもパンをチョイスすると、災害時でも普段と変わらない食生活を送りやすくなります。被災生活による食生活の変化は大きなストレスとなるため、自分の食生活と照らし合わせて、上手にパンを取り入れてみてください。

アルファ米

非常食として最近注目されているのが「アルファ米」です。
アルファ米とは、特殊な加工を施したお米のことであり、水やお湯と混ぜることで「ごはん」として食べることができます。
非常食として販売されているごはんとは異なり、食べる際に自分で調理する手間がかかるのが特徴です。しかし、乾燥状態にあるアルファ米はごはんと比べると容量が少ないため、たくさん備蓄しやすいといったメリットがあります。
また、すでにごはんとして販売されているわけではないため、アレンジして食べることができるという特徴があります。例えば、ほかの非常食と混ぜ合わせて混ぜごはんにしたり、炊き込みご飯風に調理したりすることが可能です。
制限が多い被災生活の中で、食事をアレンジできるという点はとても魅力的でしょう。「毎日同じ非常食では飽きる…」といった事態を回避したいのであれば、アルファ米も備蓄しておくと、新鮮な食事を楽しみやすくなります。

数ある非常食の中でも絶対に忘れてはならないのが、「水」です。
生きていくうえで最も欠かせないといっても過言ではなく、用途もさまざまであるため、家族の人数分よりもやや多めに備蓄しておくことをおすすめします。
水は、飲むために備蓄するだけではなく、調理をしたり、歯磨きやうがいにも使用します。また、単純に水を飲むだけではなく、粉末ジュースを水に溶かして飲むということも可能です。
被災生活では水を飲むのが一般的ですが、粉末ジュースを備蓄しておけば、非常時であっても気分転換にジュースを飲めるようになります。
上記のとおり、水はさまざまな用途があるため、多くの水を確保しておくことをおすすめします。ただし、ここで注意したいのが「消費期限」です。
一般的に販売されている水であってもある程度消費期限は長いです。しかし、防災準備のために水を購入するのであれば「備蓄用の水」をおすすめします。一般的な水の場合は、未開封の状態で最長でも23年程度が消費期限の上限であるのに対し、備蓄用の水は保存可能な期間が10年にも及ぶものがあります。
何度も買い足す手間を省くためにも、備蓄用として水を購入するなら、「備蓄用の水」を選ぶことをおすすめします。

野菜

非常食としてなるべく取り入れたいのが「野菜」です。被災生活中では、野菜不足に陥る方が非常に多いです。原因は、「そもそも非常食に野菜が少ない」ということでしょう。
缶詰タイプの非常食を見ても、肉や魚などが豊富な一方で野菜をメインとした商品はあまり見かけません。必然的に備蓄品として野菜が選択肢から外れてしまうのです。とはいえ、被災生活中であってもある程度健康は維持したいところ。そのためには野菜を摂取する必要があります。
しかし、ここで気になるのが「そもそも野菜は備蓄できるのか」という点です。鮮度が重視される野菜において、備蓄は難しいと考えがちですが、そうでもありません。実は、スーパーやコンビニなどでも「備蓄しやすい野菜」はたくさん見かけます。
例えば、レトルト系のスープ類を見てみると「野菜スープ」「味噌汁」などを見かけます。具材を見ると、フリーズドライされた野菜を使用していることがあるのです。
また、スープ系のほかにも、袋タイプで包装されている「切り干し大根」や、瓶詰されている「ピクルス」などがあります。見逃しがちではありますが、意外にも備蓄できる野菜はたくさんあるのです。
普段の食生活と比べると、まだまだ野菜不足に陥りやすいものですが、一切野菜を摂取しない生活を考えると、微々たる量であっても積極的に取り入れることが大切です。
また、野菜ではなく賞味期限の長い「野菜ジュース」で、栄養補給をするといった選択肢もあります。いずれにせよ、非常食のひとつとして「野菜関連」を取り入れることは必要です。

麺類

カップラーメンやカップ焼きそば、カップうどんなど、カップ麺類は非常食の定番です。
実際、大型台風の予報が出たり、大きな地震が発生した直後はどこのお店もカップ麺が売り切れるという事態になります。そのくらい「非常食=カップ麺」といったイメージがあるのです。
ただ、カップ麺を非常食として取り入れるにあたり、気になるのが「お湯がなかったらどうするの?」といった問題です。災害後は電気もガスも使えないというケースが少なくありません。そのため、せっかくカップ麺を備蓄しても、被災生活で食べられないのでは…と感じるでしょう。
しかし、カップ麺は意外にも「水」でも食べられるのです。お湯と比べると、待ち時間は長くなってしまいますが、常温の水を入れて放置すれば普段食べているカップ麺のような感覚で食べられます。
常温の水を入れる場合、カップ麺の待ち時間の目安は1時間ほどです。水で作るため冷えたカップ麺になってしまいますが、それでもお腹を満たすことは十分可能なのです。
また、非常食用の麺類として、最近ではカップ麺以外の麺類も増えてきています。例えば、開封してすぐに食べられる調理済みのパスタや、風味豊かに仕上げた缶詰タイプのうどんなどさまざまです。
非常時でも美味しい麺類が食べたい!という方でも満足できるでしょう。

非常食を選ぶときのポイント

非常食を選ぶときのポイント

非常食を備蓄する際、「とりあえず食べられるものなら何でもいい」とやみくもに非常食を購入するのはNGです。
確かに、非常事態であれば食べられるものさえ確保できれば安心かもしれません。しかし、被災生活は想像以上に過酷なものです。そんな生活を支えるのも非常食であるため、家族や自分が満足できるような非常食を選ばなければなりません。
ここからは、非常食を選ぶときのポイントを解説します。非常食選びで失敗しないためにも、非常食を選ぶときのポイントをしっかりと確認しておきましょう。

火を使わなくても食べられるものを選ぶ

非常食を選ぶときのポイントとして、ぜひ知っておいてほしいのが「火を使わなくて済む食品を選ぶこと」です。
基本的に非常食の多くは火を使わなくても食べられるものばかりです。とくに、缶詰タイプに関しては、調理済みであるため、基本的には火を使わずにそのまま食べることができます。
しかし、中には火を使わなければ食べられないものも存在します。「温めないと食べられないもの」「お湯が必要なもの」などは、被災生活には向いていません。ガスや電気が止まってしまっている状況で、食品を温めたり、お湯を沸かしたりすることは難しいからです。
そのため、非常食を選ぶときには「開封してそのまま食べられるもの」「水だけで調理できるもの」などがベストです。
非常食を購入する際には、必ず「調理方法」をチェックしたうえで、「温め」「お湯」が必要ないものを選ぶようにしましょう。

「楽しみ」を感じるものもチョイスする

非常食を選ぶときには、食事面ばかりではなく「楽しみ」を感じられるような食品にも目を向けてみてください。
非常時への備えというと、とにかく食事を何とかしなくては!と考えがちです。もちろん、非常事態に備えて食料を確保しておくことは重要事項といえます。しかし、ここで注意しなければならないのが「食事だけ」にとらわれてはいけないということです。
普段の生活を振り返ってみたとき、「甘いものを食べる」「ごはんではなく菓子パンを食事代わりにする」といったことがあるでしょう。そんなとき、気持ちはとっても満たされるはずです。これは被災生活でも同じことがいえます。
普段と異なる生活を送らなければならない…といったストレスは図り知れないものです。そんなときに、少しでも気分転換になるようなお菓子があれば、気持ちはぐっと前向きになるのではないでしょうか。
とくに、子供であれば、お菓子で気持ちが救われることもあるでしょう。ストレスの多い環境で必要なことは、気分転換やリラックスなどです。楽しみを感じられるような非常食にも目を向けると、余裕を持った被災生活を送りやすくなります。
家族それぞれの好みをリサーチして、家族分のお菓子などを選んでみてください。

可能であれば「栄養バランス」にも注目

非常食を準備するのであれば、可能な範囲で「栄養バランス」に注目することをおすすめします。
被災生活を送っていると、非常食がメインの食生活になるものです。しかし、非常食の多くは主食系やたんぱく質系のものが多く、野菜が不足しやすいといった難点があります。
とはいえ、生野菜は鮮度が落ちるスピードが早いうえに、腐敗してしまうため、長期保存には向きません。しかし、この記事でも触れたとおり、長期保存に向く野菜はあちこちにあります。
お湯で作るスープの具材や、瓶詰の野菜、乾燥させた野菜(切干大根)など、長期保存に向く野菜は意外にもたくさんあるのです。そのうえ、野菜の摂取にこだわるなら、必ずしも「食べ物」にこだわる必要はありません。野菜ジュースを備蓄して、非常時に飲むという方法もあるのです。
非常時に栄養バランスを考えた食生活を送ることは難しいものですが、工夫次第で被災生活の食事は栄養満点な献立にできます。
被災生活中であっても、自分や家族がなるべく健康に過ごせるように栄養バランスに注目して、非常食を準備してみてはいかがでしょうか。

後始末のしやすいものを選ぶ

非常食を選ぶときには、後始末のしやすいものを選ぶと、食べやすいのでとても便利です。
一口に「非常食」といっても、さまざまなタイプがあります。例えば、レトルトカレーのようにお皿が必要なタイプや、缶詰のように容器から移し替えることなくそのまま食べられるタイプなどがあるでしょう。
それぞれを見てみると、後始末のしやすさに大きな違いがあります。レトルトカレーの場合は、食べ終わった後にお皿を水で洗わなければならないという手間が発生します。また、十分な水が確保しにくい環境であれば、貴重な水を皿洗いに使ってしまうのはもったいないものです。
しかし、缶詰タイプであれば缶詰容器のまま食べられるものがほとんどです。食べ終わったら分別して処分するだけですので、後始末の手間がかからないうえに、お皿を洗うための水も必要ありません。
また、食べ終わった後にコンパクトに潰せるような容器を採用している非常食もおすすめです。ゴミがかさばってしまうと、処分が大変になってしまいます。
なるべく「容器が小さいもの」「容器が潰せるもの」「容器がたためるもの」などの非常食を探してみるといいでしょう。

非常食の保存・活用の注意点

非常食の保存・活用の注意点

非常食を購入すると、なんとなく「防災準備できた」と安心してしまいがちです。確かに、非常食の購入は普段慣れていない方であれば大きな手間となるような気がします。
しかし、非常食の購入はあくまでも「防災の第一歩」です。大切なのは、購入した後にどのように保管・活用するのかといった点であるといえます。
ここからは、非常食の保存・活用の注意点について触れていきますので、非常食を購入した後はチェックしておきましょう。

賞味期限切れに注意

非常食を購入した後、最も注意しなければならないのが「賞味期限切れ」です。
非常食は基本的に長期保存を前提として作っているため、保存しておく期間がとても長いです。非常食によっては数年も保存しておけるタイプがあるため、ついつい非常食を保管していることを忘れてしまうことがあります。
しかし、いざ災害が発生したときに非常食の賞味期限が切れていたら、せっかく備蓄しておいたにも関わらず食べられなくなってしまうのです。実は、非常食の賞味期限切れは決して珍しいことではありません。むしろ多くの方が経験していることです。そのため、定期的に非常食の賞味期限をチェックしておく必要があります。
なお、賞味期限が近づいている非常食に関しては、普段の食事のメニューとして食卓に出すことがおすすめです。非常食であっても、普段食べている食事と変わりなく美味しいものばかりですので、普段の食事で取り入れても問題ないでしょう。
ちなみに、非常食の賞味期限をチェックする頻度は1か月に1回の頻度がベストです。1か月に1回、非常食の賞味期限をチェックする習慣が身に付けば、賞味期限が近づいている食品を見つけ出しやすくなります。
すでに賞味期限まで残り1か月を切っている食品は、食卓にまわし、不足した分は新しく非常食を取り入れて補充しましょう。こうした「ローリングストック」が、無駄なく非常食を活用することにつながります。

試食してみる

非常食はなるべく試食しておくことをおすすめします。非常食によって、同じ料理であっても味わいや風味が大きく異なるからです。例えば、缶詰タイプの焼き鳥を試食してみると、メーカーごとに「塩気が強いもの」「優しい味わいのもの」など、異なる特徴があることが分かります。試食しておくことで、次に購入する非常食のヒントになりますし、何より被災生活をイメージしやすくなり、さまざまな準備に備えやすくなるのです。
例えば、「缶詰は味が濃い目のものが多いから混ぜご飯みたいにしよう」「子供の苦手な味だから別のメーカーの非常食を購入してみよう」など、さまざまな発見があるはずです。
実際に災害が発生してから「あまり好きな味ではない…」ということが分かると、被災生活の食事が苦痛になってしまいます。
また、子供は食べ慣れないものを食べたがらない傾向にあるため注意が必要です。災害時に初めて非常食を口にするのではなく、なるべく前もって試食しておくことをおすすめします。とくに、好き嫌いが激しい子供は、非常食を好まない場合もあるため、家族みんなで試食しながら「どんな非常食なら食べられるか」を確認しておくと安心です。

最低でも1週間分の非常食をストックしておく

防災のために非常食を保存するのであれば、最低でも「家族の人数分×1週間分」の非常食をストックしておく必要があります。
災害が発生した場合、近隣のお店はいつ営業を再開するか分かりません。大規模な災害であれば、長期間営業再開は難しいことも考えられます。
また、自衛隊などによる食料の支給についても、状況によってはすぐに行われない可能性もあるでしょう。災害によって想定できるリスクを考えると、最低でも1週間分の非常食は必要といえます。
災害発生から1週間も経過すればある程度状況が変わり、食料の支給が始まったり道路状況の改善して遠方のお店にも足を運びやすくなるでしょう。
とはいえ、あくまでも「最低でも1週間分の非常食」であるため、可能であれば+αとして多めに非常食を確保しておく方が安心です。
日本では大地震などの大きな災害が起こることが予測されているため、地震の規模によっては1週間経過しても状況が変わらない可能性があります。
そのため、1週間以上は非常食で過ごせるように、余裕を持って確保しておくことをおすすめします。

まとめ

防災の必需品である「非常食」

今回は防災の必需品である「非常食」についてご紹介しました。
ご紹介したとおり、非常食にはさまざまな種類があるうえに、ストックにおける注意点などが多いです。そのため、防災のために非常食を準備するのであれば、あらかじめそれぞれを把握したうえで、家庭に合った非常食を確保しなければなりません。
非常食は、災害が発生してしまったとき、家族を守る重要な存在です。家族で生き延びるためにも、適切な非常食を選び十分な量をストックしておく必要があります。
日本は「いつ大地震が起こってもおかしくない」とたびたびメディアでも取り上げられるほど、災害が間近に迫っている状況です。そのうえ、台風や津波などの影響を受けやすい国でもあることから、今すぐにでも準備を始めなければなりません。
現在、防災のために非常食を準備しようと考えている方は、本ページを参考にしながら、家族に合った非常食をさっそく準備していきましょう。

粕谷麻衣
この記事を書いた人
粕谷麻衣

1993年生まれ。栃木県在住。一児のシングルマザーライター。Web媒体・紙媒体にて、ジャンルを問わず多くのメディアで執筆。BtoB向け記事の他、ママ目線でのコラム執筆も手掛ける。専門家や起業家などへの年間インタビュー数200人を目標に、パワフルに活動中。

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