防災について学びたい!というとき、選択肢となるのが「防災セミナー」ではないでしょうか。
最近は、書籍や体験イベントなどで防災について学べる機会が増えてきましたが、新しい防災情報やより専門的な防災情報に触れたいのであれば、防災セミナーに参加したほうが効率的といえます。
実際、書籍では、発刊日によってはすでに古い防災情報であることも考えられますし、体験イベントは子連れなどをターゲットとしていることも多く、より深く防災について学ぶ場としてあまり適していません。
しかし、防災について理解を深めることを前提としたセミナーであれば、より実践的かつ具体的な防災情報を得ることができます。
企業担当者や学校関係者など、防災に関する情報をお探しであれば、近隣で開催される防災セミナーをチェックしておきましょう。
そこで、今回は2020年に開催される、全国の防災セミナーを紹介します。
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防災は「セミナー」でより具体的に学ぶ
防災について学ぶ方法はさまざまです。冒頭でも触れたように、書籍や体験イベントなどがありますし、ほかに最近ではユニークなゲームを通して理解を深めるといったケースもあります。
いずれも気軽に防災知識を取り入れられるとして人気を集めていますが、一方で「より深い防災情報を得にくい」といったデメリットがあるのです。
すでに、ある程度防災知識がある方からすれば、それぞれを活用してみても「すでに知っている」といった防災情報であることも多いでしょう。また、新しい防災情報について知りたい方にとっては、物足りなさを感じてしまうことが考えられます。
しかし、セミナーであれば、防災についてより具体的に学べるだけではなく、新しい防災情報も入手できます。さっそく、職場や学校などの現場で取り入れられることも多いため、しっかりと防災を理解したなら、セミナーへの参加がおすすめなのです。
2020年に開催される防災セミナー一覧
ここからは、2020年に開催される防災セミナーについて紹介します。
どのようなセミナーが開催されるのかチェックし、気になるイベントをリサーチしておきましょう。
第7回「震災対策技術展」大阪 −自然災害対策技術展−
大阪で開催されるセミナーとしてぜひ注目してほしいのが「第7回「震災対策技術展」大阪 −自然災害対策技術展−」です。
技術展として開催されているため、会場はさまざまな展示品が並びます。最新テクノロジーを駆使した「地震災害の再現VTR」や「地域の災害マップ」などが掲載されています。
しかし、注目すべきは展示品だけではありません。実施する「セミナー」の内容も、より詳しく具体的であることから、毎回数多くの参加者で賑わっています。
セミナーの主な内容は、最新技術による「地震への備え」や、災害時の対応についてであり、災害時の行動を把握するだけではなく、災害前の準備にも活用できるような防災情報を得られるのが魅力です。
令和2年度裾野市防災のつどい
「令和2年度裾野市防災のつどい」は、消防団員の意見発表や防災談話などが行われるイベントです。
現場で活躍する消防団員による意見は貴重であり、また、専門家目線で防災に関する談話も聞くことができます。
定期的に開催されているセミナーでもあり、「地域の防災を支える」という形で、常に防災についての情報交換が行われているのです。
基本はセミナーのみの開催ですが、不定期で防災訓練を行うこともあります。
第10回防災・減災セミナー2020
主に水害を中心とした防災情報を知りたい方におすすめなのが「第10回防災・減災セミナー2020」です。
本セミナーは新型コロナウイルス対策として、オンラインで開催されるのが特徴です。そのため、自宅にいながら防災セミナーを受講することができます。
そのうえ、オンラインでありながら講師への質問も可能であるため、疑問点や不明点があればその場で確認できるのです。
「忙しくて時間がない」「オンラインでは講師とコミュニケーションがとれないから苦手」といった方であっても、第10回防災・減災セミナー2020なら安心して参加できるでしょう。
防災セミナーに出席する際の注意点
防災セミナーに出席するにあたり、いくつか注意点があります。せっかくセミナーへの参加を計画していても、うっかりミスで思っていたようなセミナーではなかったなど、さまざまな問題に悩まされる可能性があります。
とくに、初めて防災セミナーに出席する方は、以下の点に注意しましょう。
開催時期の延期などに注意
防災セミナーに出席する際には、開催時期の延期や中止に注意してください。
基本的に、防災セミナーは体験型イベントとは異なり、屋内で開催することがほとんどです。そのため、天候に左右されにくく、雨天であっても問題なく開催します。しかし、現在は新型コロナウイルスの影響により、「3密」を回避することが難しいと判断されれば、予定していた防災セミナーを延期したり、やむなく中止とする場合もあるのです。
とくに、多くの人が集まる大規模イベントのセミナーなど、3密の回避が難しい場合には、防災セミナーを予定通りに行えない可能性があります。
また、屋内とはいえ、「台風直撃」などの予報がある場合には、参加者及び主催者の安全確保のために、開催時期を延期したり、中止にする場合があります。
いずれにせよ、防災セミナーに参加する際には、延期や中心のお知らせがないか、定期的にホームページなどを確認することが大切です。
有料セミナー、無料セミナーがある
国内で開催されている防災セミナーには「有料セミナー」「無料セミナー」の2種類があります。
無料セミナーであればお金の心配は必要ありませんが、仮に有料セミナーに参加する場合、あらかじめ参加費を確認しておかないと、高額な料金に気が付かない可能性があるため注意が必要です。
防災セミナーで高額な料金設定を設けているケースは少ないですが、規模の大きいイベントのセミナーなどは、参加費が比較的高額に設定されていることがありますので、注意しましょう。
ちなみに、料金を確認する際には、参加費だけではなく「キャンセル料」「延期・中止の場合の払い戻し」についても確認しておくと安心です。
開催内容をあらかじめチェックする
防災セミナーに参加する際には、あらかじめ「どんな開催内容なのか」を確認しておく必要があります。
例えば、水害の防災について知りたかったのに、いざ防災セミナーに参加したら地震に関する内容だった…といったケースは珍しくありません。
一口に「防災」といっても、その種類はさまざまであるため、きちんと「開催内容」を把握する必要があります。
また、詳しいセミナー内容も把握しておくことをおすすめします。企業の防災のために情報収集をしたかったのに、参加してみたら家庭での防災に関するセミナーだったという場合もあるでしょう。
「求める情報」が得られるセミナーであるかを、あらかじめ確認しておいてください。
まとめ
今回は全国の防災セミナーについて紹介しました。
2020年は新型コロナウイルスの影響により、延期や中止となっているセミナーも多いですが、感染症対策を万全にしたうえで実施しているセミナーも少なくありません。
安全に配慮した運営をしている主催者もたくさんあるので、ぜひ今回ご紹介した防災セミナーをチェックしながら、気になるイベントを探してみてはいかがでしょうか。
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紙媒体・web媒体問わずに100を超えるメディアで執筆中の1児のシングルマザー。BtoB、BtoCいずれのジャンルも得意としているが、最近は海外不動産投資やクラウドファンディング系などへの関心も強め。ライターと同時にカメラマンとしても活動中。