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ペットの防災グッズとは?用意したいアイテム10選

萩 ゆう 萩 ゆう
ペットの防災グッズとは?用意したいアイテム10選

地震や津波、火事など、いつ起こるかわからない災害。災害が発生した際にペットを守れるのは飼い主です。在宅での避難はもちろん、避難先でも必要なものがあるので飼い主は事前にペット用の防災グッズを用意しておくと安心です。

本記事では、災害時に見られるペットの困りごとを紹介するとともに、ペット用に用意しておくべき防災グッズ10選を紹介します。

 

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災害時のペットに関する困りごと

災害が起こると、人間だけではなくペットも強いストレスを感じてしまいます。言葉でストレスを伝えられないペットは、災害時には予測もできない行動をとる可能性もあるでしょう。災害時、避難中や避難後にペットが引き起こす困りごとにはどのようなものがあるのでしょうか。

ペットの特異行動

災害に直面したペットが引き起こす行動は個によりさまざまです。「吠える」「噛む」「怯えて隠れる」など、ストレスにより特異行動をするペットも少なくはありません。場合によっては、周囲の人や他のペットへも危害を加えてしまう可能性もあります。
普段とは違う行動を起こすと飼い主も不安を感じるでしょう。被災した時のために、災害時のペットの行動についてインターネットなどで調べ、体験談や事例を確認しておくとよいでしょう。

避難所でのトラブル

特異行動ではなくても、避難所ではペットが鳴きやすい・吠えやすい場合の周囲とのトラブルや、糞尿をめぐるトラブルが起こる可能性があります。
ペットのしつけだけではなく防災グッズでカバーできるものがあれば、事前に用意しておきましょう。。

ペットへの物資の支援が困難

避難所では人の救護が優先となりやすく、特に災害発生時にはペットフードや水などの支援が困難なことが多くあります。
食糧やトイレ用品など、ペットの日用品で必要なものを事前に用意しておく必要があります

参考:人とペットの災害対策ガイドライン|環境省

災害時にペットの防災グッズが必要な理由

ペットの防災グッズがないと、糞尿や鳴き声によるトラブルが起きてしまう恐れがあります。また、ペット用品が配給されづらいことにより、ペットにストレスをかける原因にもなり得ます。
アイペット損害保険株式会社が2023年に公表した「ペットのための防災対策に関する調査」によると、実際にペットのために防災対策をしている人は22.7%と低い結果となりました。犬・猫の飼い主さんともに、ペットの防災グッズの用意は「フード(おやつ含む)・飲料水」「トイレ用品(猫砂を含む)」が上位にランクインしています。
災害時に大切なペットを守れるように、日ごろから防災グッズを備えておくとともに、万が一の時にどのようにペットと行動するかについて考えておく必要があるでしょう。
参考:ペットのための防災対策に関する調査|アイペット損害保険株式会社

備えておきたいペットの防災グッズ10 選

ペットがいる家庭が備えておきたいペットの防災グッズをご紹介します。優先順位の高いものから順にご紹介するので、「ペットの防災グッズがまだ用意ができていない」という人は参考にしてみてください。

優先度★★★

  • ペットフードや水
  • キャリーバッグやケージ
  • 首輪やリード
  • トイレ用品
  • 必要な情報関係
  • 薬などの医療品

優先度★★

  • ウェットタオルや清浄綿
  • お気に入りのおもちゃ

優先度★

  • バンデージや犬用靴下
  • ペットの防災用ハンドブック

ペットフードや水

ペット用の物資の配給は遅れる可能性があるので、食べ慣れたフードをいくつか用意しておきましょう。水はペットの体重4~5kgで1日約200ml必要となります。フードも水も少なくとも5日分、できれば7日分用意しておくことがおすすめです。

また、フードや水を与えるときに使う、ボトルやえさボウルなども合わせて用意しましょう。小さく持ち運べるシリコン製のエサボウルや、リュックなどにひっかけられる給水ボトルなどの便利なアイテムもあるので、使いやすく持ち運びに便利なものを選びましょう

キャリーバッグやケージ

キャリーバックやケージは小型犬や猫には必須アイテムです。リュック型・肩掛けできるものだと手が空くので避難時にも持ち運びやすく、クレート型は避難先でハウスとしても使えるので便利です。はじめて使うものは慣れずにペットにもストレスをかけてしまうので、災害持ち出し用のキャリーバッグやケージも事前に慣らしておきましょう。

首輪やリード

避難所ではぐれないように首輪やリードは用意しておきましょう。壊れてしまうこともあるので複数用意をしておくことがおすすめです。犬だけではなく猫の場合も用意をし、いきなり装着しても嫌がらないように事前に慣らしておきましょう。万が一はぐれたときのために、首輪やリードには名前や飼い主の連絡先を記入しておきます。

トイレ用品

衛生管理として、また避難所で周囲に迷惑をかけないようにペットシーツなどのトイレ用品を用意しておきましょう。猫の場合は使い慣れている砂を用意しておくと安心です。ペットトイレはにおいの漏れない防臭効果のあるものがおすすめです。トイレ用品と合わせて、処理に使えるビニール袋やティッシュ類も用意しておきましょう。

必要な情報関

災害が起こるとペットが一目散に逃げだして迷子になることもあるので、飼い主などの情報は分かるようにしておくことがおすすめです。また、病院にかかることも想定し、緊急連絡先やペットの写真、ワクチン接種状況や健康関連の証明やかかりつけ病院の情報などの必要な情報についても防災グッズと合わせて用意をしましょう。飼い主の情報が照合できるマイクロチップは、皮下に埋め込むので一度つけると落ちる心配がないので活用している人も多いのではないでしょうか。マイクロチップを装着しているペットの場合は、マイクロチップ証明の写しを防災グッズと合わせて用意しましょう

薬などの医療品

ペットの命に係わる大事なものに薬などの医療品があります。持病やけががあり薬が必要なペットの場合は、最低でも1週間分は用意しておきましょう。
健康なペットも、ストレスや環境の変化により下痢や食欲不振を引き起こす可能性があるので、そのための薬も一緒に用意しておくと安心です。災害によるけがの際に活用できる、処置用の包帯やガーゼも合わせて用意しておくとよいでしょう。

ウェットタオルや清浄綿

お風呂に入れることができない可能性があるので、ペットをきれいに保つためにもウェットタオルや清浄グッズを用意しておきましょう。不衛生な状態はにおいの原因にもなるので周囲にも迷惑をかけてしまいます。ウェットタオルは、ペットにも優しいノンアルコールタイプのものを選ぶことがおすすめです。長期的に置いていると乾いてしまうので、防災グッズの見直しの際には定期的に入れ替えるようにしましょう。

お気に入りのおもちゃ

ペットの不安な気持ちを取り除く、ストレス軽減のためにおもちゃを用意しましょう。新しいものよりも、使い慣れたお気に入りのおもちゃの方がペットも安心できます。ペット同士のけんかや、鳴きを防ぐためにもおもちゃは活用することができます。

バンデージや犬用靴下

被災時に飛び散ったガラスや破片で犬がけがをしてしまうことを防ぐために、犬用のバンデージや靴下を用意しましょう。万が一、けがをしてしまった際の固定や止血にも活用できる便利アイテムです。ペット用のバンデージや犬用靴下は、蒸れの防止のためにも通気性がよく伸縮するタイプのものを選ぶことがおすすめです。コンパクトに持ち運べるアイテムなので、防災グッズ内に入れておきましょう。

ペットの防災用ハンドブック

被災時にはネット環境が悪く、必要なペットの防災情報が検索できないこともあるでしょう。そんな時に備えて、ペットの防災用のハンドブックを用意しておくと便利です。いざという時の対応法や、かかりつけ医の情報、ペットの基本情報まで記入をして災害に備えましょう。

まとめ

ペットの防災グッズは、災害時に備えていつでも持ち出せるように用意しておくことが大切です。
防災グッズに限らず、「動物の一時預かり先の確保」「ペットを連れた家族での避難訓練」「迷子札やマイクロチップの装着」「必要なしつけ」や「予防接種などの健康管理」など、事前にできる災害対策は行っておきましょう。災害時にペットを守るためにも、災害の備えは事前に徹底しておくことが重要です。

 

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萩 ゆう
この記事を書いた人
萩 ゆう

全国各地を転々と暮らすWebライター。主に、スポーツ、キャリア系メディアで執筆中。
広告代理店勤務時代はオフライン、オンラインイベントを多数企画運営していた経験も。
特技はマラソンで、フルマラソン2時間53分台の記録をもつ。

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