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防災時の水の必要量から、保存方法、備蓄時の注意点までを一気に解説!

粕谷麻衣 粕谷麻衣
防災時の水の必要量から、保存方法、備蓄時の注意点までを一気に解説!

あそび防災プロジェクト

防災のための水はどれくらい備蓄すればいいの?と、疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。
災害が発生すると、飲み水や生活用水などさまざまな水不足に陥ります。とくに、飲み水の不足は非常に深刻な問題です。多めに確保したつもりが、いざ災害が発生したら全然足りなかった!というケースが多くあります。
そのため、万が一の災害に備え、ベストな量について把握しておく必要があります。
本ページでは水の必要量や水の保存方法についても解説しますので、防災対策のために水を備蓄したいと考えている方は参考にしてみてください。

 

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防災の備蓄でもっとも必要なのが「水」

防災に関する備蓄の中でも、もっとも必要といわれているのが「水」です。
もちろん、命をつなぐために非常食を準備しておくことも大切です。しかし、食料と水とで優先順位を考えると、圧倒的に水のほうが重要になります。
非常食が豊富であっても水がない場合は命の危険につながるリスクがあるのに対し、非常食がなくても水が豊富であれば生き延びられる期間が長くなるといわれているのです。
もともと人間の体のうち、成人男性で体重の60%、新生児だと80%は水分です。水分不足は人間にとって深刻な問題であることから、防災の備蓄では、余裕を持って水を準備しておく必要があります。

防災における水の必要量は?

防災のために水を備蓄する場合、どれくらいの量を目安にして準備すればいいのでしょうか。
ここからは、防災における水の必要量について見ていきましょう。

飲料用・食事用に1人あたり13リットルが目安

防災における水の必要量は、1人あたり13リットルが目安です。
1
3リットルというと、「多すぎなのでは?」という印象を感じる方もいるでしょう。実際、1日だけで3リットルも飲む方は少数派です。上記のような印象を感じるのは当然といえるかもしれません。
しかし、13リットルという目安は飲み水としてだけではありません。「食品を茹でる」「カップ麺にお湯を注ぐ」など、食事に必要な水分も含めた量です。
食事では水分が多く使われます。そのため、13リットルを目安に余裕を持って備えておく必要があります。

別途で「調理用」に水を確保するのもおすすめ

防災用に水を備蓄するのであれば、「調理用」として前項で触れた分のほかにも水を確保しておきましょう。
たとえば、「レトルト食品を温めるため」「野菜を洗うため」など、水はさまざまなシーンで必要です。上記のほか、調理用として+αで水を確保しておくことで、安心して水を使いやすくなります。
災害時は断水や水不足などに陥りやすいことから、あらかじめあらゆるシーンを想定した水の確保が大切です。

生活用水は「余裕があれば」でOK

トイレや手洗いなどに使用する生活用水は、「余裕があれば確保する」というイメージで問題ありません。
生活用水は飲料用などと比較すると優先順位が低い場合がほとんどです。生活用水に関しては「あったほうが便利だけれど、なくても命に関するリスクは低い」といえます。
余裕があれば生活用水を準備しておき、難しい場合には飲料水を最低限確保するよう備蓄計画を立ててみてください。

防災用の水の保存方法

防災用の水を保存するにあたり、気になるのが「どのように保存・保管しておくべき?」といったポイントではないでしょうか。
ここからは、具体的な保存方法について触れていきますので、水の保管方法にお悩みの方は参考にしてみてください。

ウォーターサーバーを導入する

防災用の水の保存方法としてまず挙げられるのが「ウォーターサーバーの導入」です。
ウォーターサーバーは毎月設定した量の水を届けてもらえるため、備蓄用に購入を検討する必要がないという一面があります。
そのため、防災用としてペットボトルの水を保存しておくのではなく、ウォーターサーバーを導入するという選択肢もあるのです。
そのうえ、普段からウォーターサーバーを使用していれば、賞味期限切れを防ぐことにもつながります。

ただし、ボタン式のウォーターサーバーは停電時には使用できなくなるので注意が必要です。つまみをひねって水を出すタイプや、ボトルに非常時用のコックをつけられるタイプのウォーターサーバーがおすすめです。

クローゼットなどに収納しておく

ペットボトルの水を保存しておく場合は、なるべく冷暗所を選んで保管することが大切です。
日本の水は厳しい品質基準をクリアしていますので、多少温度や湿度が高くても品質が大きく劣化することはありません。
しかし、直射日光が当たる場所や高温になる場所は、開封前の水であっても品質に影響するおそれがありますので、好ましくありません。
なるべく、クローゼットなどのような冷暗所がおすすめです。

レンタルスペースを活用する

「ペットボトルを保管しておくためのスペースがない」「家族が多くてペットボトルを収納しきれない」という場合には、レンタルスペースを活用しましょう。
レンタルスペースは、防災グッズの保管場所として活用する方も多く、水や非常食の置き場所としても人気です。
家族の人数が多いと、備蓄品の量も多くなりますので、近隣のレンタルスペースの活用も視野に入れて、保存方法を検討してみてください。

防災用に水を備蓄する際の注意点

防災用に水を備蓄する場合、いくつか注意点があります。
安全かつ便利に備蓄した水を保管するためにも、以下の内容を確認しておきましょう。

賞味期限は定期的に確認する

防災用に水を備蓄しておくのであれば、賞味期限は定期的に確認しましょう。
一般的に市販されている水は数カ月から1年ほどの賞味期限が設定されています。備蓄したまま放置していると、いつのまにか期限切れとなっていることもありますので、1カ月に1回など、頻度を決めて賞味期限をチェックしましょう。
ちなみに、防災用の飲用水に関しては、5年や7年など比較的長い賞味期限が設定されていますので、必要に応じて取り入れてみてください。

分散させて保管する

防災用に水を保管しておく場合は、一ヵ所にすべての水を保管するのではなく、分散させて保管することをおすすめします。
一ヵ所にすべてまとめて保管してしまうと、災害時に運悪く重い物が落ちてくるなどしたとき、すべてのペットボトルが破損して飲めなくなってしまうおそれがあります。
分散させて保管しておけば、リスクの分散にもつながりますのでおすすめです。なるべく「自宅のクローゼット」「自宅の玄関」「レンタルスペース」といったように、複数に保管場所を分けておきましょう。

ペット用の水も忘れない

防災の水を備えておく際には「ペット用の水」も忘れないようにしましょう。
犬や猫など特定の動物は、人間の飲用水が身体に合わない場合があります。そのため、断水に備えてペット用の水を別途で準備しておくと安心です。
ペット用の水として販売されている商品があります。防災用としてぜひ検討してみてください。

まとめ

今回は、防災の水についてご紹介しました。「どれくらい必要なのか」「どれくらいあれば安心なのか」「どのように保存すればいいのか」など、防災用にいざ水を備えようと検討すると、さまざまな疑問が生じるものです。

必要量の目安や適切な保管方法など、幅広くご紹介しましたので、防災対策を計画している方は、ぜひこのページを参考にしてみてください。

 

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粕谷麻衣
この記事を書いた人
粕谷麻衣

1993年生まれ。栃木県在住。一児のシングルマザーライター。Web媒体・紙媒体にて、ジャンルを問わず多くのメディアで執筆。BtoB向け記事の他、ママ目線でのコラム執筆も手掛ける。専門家や起業家などへの年間インタビュー数200人を目標に、パワフルに活動中。

監修
赤坂大樹防災士

「やらないと」から「やってみたい」と思える防災へ。防災を楽しく学べるイベント「あそび防災プロジェクト」の発案者。防災運動会をはじめとした様々なサービスを考案。企業や自治体、商業施設での防災イベントの実施や、「世界防災フォーラム2019」「防災アイディアソン BOSAI Startups in Japan」へ登壇。「あそび防災プロジェクト」は2020年グッドデザイン賞を獲得した。

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