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楽しく防災を学ぶ!関東で防災体験ができるスポットをご紹介

粕谷麻衣 粕谷麻衣
楽しく防災を学ぶ!関東で防災体験ができるスポットをご紹介

「せっかく防災を楽しむなら楽しみたい!」と考えている方は多いのではないでしょうか?
特に、友人同士で防災を学びたいときや、家族で防災を学びたいとき、勉強会やセミナーなどのような堅苦しい場所は避けたいところです。
そんなときにおすすめなのが「防災体験ができるスポット」です。実際の災害を体験できるため、災害の怖さや災害に巻き込まれたときの対応などを考えるきっかけになります。
実際、防災体験ができるスポットに訪れたのをきっかけに、自宅の防災対策を見直すようになったといった声は少なくありません。
「災害が恐ろしいもの」ということは容易にイメージできますが、実際に「見るだけ、聞くだけ」と「体験する」とでは認識に大きな違いがあるものです。
だからこそ、防災を学ぶなら「体験して学ぶこと」が重要といえます。
そこで、今回は楽しく防災を学べるような、「防災体験スポット」を紹介します。関東エリアの防災体験スポットをピックアップしていますので、ぜひ休日のレジャー感覚で訪れてみてはいかがでしょうか。

体験施設で「防災」について学ぼう!

体験施設で「防災」について学ぼう! 画像

防災について学ぶなら、「体験施設」の活用がおすすめです。
冒頭でも触れたとおり、実際に災害を体験することは、よりリアルに災害の怖さや危険性を認識できます。テレビで見たり、本で読んだりするのとは、また違った「鮮明な体験」が、「防災の必要性」を考えさせてくれます。
特に、大きな災害を経験したことがない子供にとっては、災害の恐ろしさを明確にイメージすることは難しいのが現状です。大人がしっかりと説明していたとしても、やはり、実際に体験したほうがより防災意識の向上につながるでしょう」。
せっかく防災について興味があるなら、「体験施設」で学ぶことをおすすめします。

防災体験施設ってどんなところ?

防災体験施設ってどんなところ?

そもそも防災体験施設とは、具体的にどのようなところなのでしょうか。
関東の防災体験施設について紹介する前に、防災体験施設の概要について解説します。

台風や地震、火災の被害を実際に体験できる

防災体験施設とは、文字通り「防災を体験できる施設」のことです。
実際に体験できる災害は施設によって異なるものの、主に「台風時の強風や豪雨」「地震」「火災」を体験できることが多い傾向にあります。
台風時の強風は、専用の巨大扇風機のような機械の前で、風速数十メートルにも及ぶ強風を体験できます。普段体験することがない強風ですので、「立っているのもやっと…」という方が少なくありません。また、豪雨の体験については、専用の雨具を着用して室内に入り、豪雨の状況を体験します。豪雨の中での歩行の危険性を体験することができるのが特徴です。「前が見えにくい」「周囲の音が聞こえにくい」など、豪雨の特性を理解することができます。
地震の体験については、専用の設備の上に立ち、震度7などの大地震を想定した地震を体験できます。詳しい設備の内容は異なりますが、設備の上に手すりがついただけというシンプルなものや、家庭での地震を想定して「テーブル」「椅子」「棚」などが設けられている場合もあります。地震が来たとき、どのような状態になるのかを体験できます。
なお、火災を想定した体験は、「火」ではなく「煙」の被害を体験できます。火災を体験できる施設では、専用の室内が煙で充満しているのが特徴です。ハンカチなどで口や鼻を多いながら、出口へと目指すのが基本的な体験内容です。火災による煙によって、「どれくらい視界が悪くなるのか」「どのような姿勢で進むべきなのか」を学ぶことができます。

過去の災害被害などに触れることができる

防災体験施設は、単純に「災害を体験できる施設」というわけではありません。過去の災害による貴重な資料や情報にも触れることができるのが特徴です。
例えば、過去の大地震の写真や地震発生時の地球の動き、震源地など、専門的な分野の理解も深めることができます。そのため、施設で体験したことと照らし合わせながら、過去の災害の悲惨さを知ることにつながるのです。
自分が当事者でない場合、テレビや新聞などで災害の情報を見ても「大変そうだな」と感じる程度でしょう。しかし、実際に災害を体験してから、改めて過去の被害を見てみると、感じ方が大きく異なるものです。災害はいつどこで発生するか分からないのが現状。もちろん、他人事のように感じていた自分が、災害の当事者になることも十分ありえるのです。
だからこそ、過去の災害の被害で得た教訓を忘れないように、防災体験施設で実際の災害を体験し、次に生かしていくことが大切です。
また、防災体験施設によっては、防災に関わる貴重な資料が展示されていることもあります。例えば、江戸時代に使われていた消化ポンプや、鳶口(延焼を防ぐために建物を取り壊す道具)、提灯など、当時実際に使用されていた資料も展示されていることがあるのです。
ほかにも、歴代の消防車がミニカーサイズで展示されている施設もあるため、車好きな子供であれば大喜び間違いないでしょう。

参加者全員に防災グッズなどをプレゼントしているところも

防災体験施設によっては、参加者全員に防災グッズをプレゼントしているところがあります。配布する防災グッズは施設によって異なりますが、試食用の非常食や備蓄用水、小型のライトなどさまざまです。
防災体験施設は、施設内だけで体験するのではなく、自宅に帰ってからも改めて防災について体験できるといった魅力があるのです。受け取った防災グッズなどのプレゼントは、さっそく自宅で試食・試飲してみたり、実際に使ってみるなどして、防災意識を高めましょう。
ちなみに、防災体験施設では、参加者全員への防災グッズのプレゼントのほか、施設内で防災関連のグッズを購入することもできます。施設ならではの豊富な品揃えで、非常食や避難グッズ、便利アイテムなど普段目にすることがないようなアイテムにも出会えます。
また、専門施設の視点で良質な防災グッズを取り扱っているため、安心して取り入れられるという点も魅力です。
「防災グッズも揃えたい」と考えているのであれば、防災体験施設での体験のついでに、ショッピングしてみるといいでしょう。

無料施設も多い

防災体験施設は、公的機関や消防団などが運営していたり、関わっていることが多いため、無料で提供されている施設も多いです。
そのため、お財布事情を気にすることなく、気軽に足を運べるといったメリットがあります。また、有料の防災体験施設であっても、料金設定は比較的安価です。数百円程度の入館料を支払えば、自由に施設内を見学・体験することができるので休日のお出かけ先に困ったときに、防災体験施設が選択肢に挙がる家庭は少なくありません。
もちろん、防災体験施設が無料であるか、有料であるかで体験内容に差があったり、質に差があるといった問題はありません。そもそもの運営スタイルが異なるだけですので、仮に無料施設を利用しても、十分満足できる体験ができます。

関東で防災体験できる施設

関東で防災体験できる施設

ここからは、関東で防災体験できる施設をご紹介します。エリアによって異なるものの、ほとんどの各都道府県に防災体験できる施設があります。そのため、災害を体験するために、わざわざ遠方の防災体験施設へ足を運ぶ必要はありません。
関東エリアに住んでいる方は、近隣の防災体験施設をチェックし、さっそく次の休日の予定に入れてみてはいかがでしょうか。

そなエリア東京(東京都)

数ある防災体験施設の中でも、比較的規模が大きい施設であるのが「そなエリア東京」です。
そなエリア東京は、2011年に発生した東日本大震災の後に発表された「首都直下型地震」の被害想定から内容が考えられています。
例えば、首都直下型地震で想定されている震度の地震の大きさを体験したり、地震発生から避難までの行動を体験することができるのです。
また、子供の参加者はクイズ形式で楽しく災害の知識を身に着けられるような取り組みも行っています。貸し出されるタブレットから、生き残るための知恵がクイズ形式で出題されるのです。
もちろん、現時点で想定されている「首都直下型地震の被害」についても知ることができ、より防災意識の向上につながりやすくなっています。
現在、国内では「首都直下型地震」が危険視されています。しかし、首都直下型地震が発生したときの行動や必要な対応について、正しく理解している方は少ないでしょう。
そなエリア東京は、そういった「首都直下型地震が起きたときにどうすべきか分からない」という方こそ、体験すべき内容が盛りだくさんです。

栃木県防災館(栃木県)

栃木県にある「栃木県防災館」は、地震や台風、火災の3種類の体験ができる防災体験施設です。
地震の体験では、震度2から震度7の揺れを体験できます。普段からよく発生している震度23程度の地震と、震度7という巨大地震の揺れの違いを感じられるため、いかに大地震が怖いことかを理解できます。
また、小さな子供がいる場合は、様子を見ながら震度を上げていってくれるため、子連れでも安心して体験できるのが魅力です。
また、台風の体験は「雨」と「風」の2種類を体験できます。雨の体験はカッパや長靴を着用し、専用の部屋で実際の豪雨の状況を体験するのです。強風の体験は、風速30メートルもの風を体験できます。手すりにつかまって体勢を整えることができるため安心です。ただし、小学生以下の子供がいる場合は、風速15メートルまでの体験となります。
最後の「火災」の体験は、煙で視界が悪くなっている複数の部屋を、迷路感覚で突き進んでいきます。一つの部屋に複数の扉が設けられているため、非常口のマークをヒントにしながら、正解のドアを探してゴールへと目指していきます。火災の体験で使用される煙は、人体に無害の煙ですので小さな子供でも健康面の心配はありません。
ちなみに、栃木県防災館ではさまざまな防災グッズが販売されています。非常食のほか、備蓄用の飲用水や、防災グッズなどを取り扱っています。

神奈川県総合防災センター(神奈川県)

神奈川県に位置する防災体験施設のひとつが「神奈川県総合防災センター」です。
防災の体験施設では定番の「地震」「台風」「火災」などの災害を体験できる施設であり、近隣住民であれば一度は足を運んでおきたいスポットです。
まず、神奈川県総合防災センターの「地震」の体験は、大地震を想定した地震の揺れを体感できます。転倒しないよう、手すりなどが設けられているためしっかりとつかまって大地震の揺れを体験してください。
また、台風の災害体験では、風速30メートルもの強風を体験したり、水害の怖さを実際に体験するなど、日本でも起こりうる規模の台風の衝撃を肌に感じることができるのです。毎年、日本は台風が直撃する位置であるため、深刻な台風災害について知っておくためにも、神奈川県総合防災センターでしっかりと自然災害を体験しておく必要があります。
ちなみに、火災の体験については、火災を想定した「煙」の部屋を進んでいく体験のほか、実際に現場で使用される消火設備を使った「消火活動」を体験できます。いざというとき、消火設備の使い方が分からないと、火災が発生した際に対処することができません。だからこそ、神奈川県総合防災センターで実際の現場を想像して、体験しておくことをおすすめします。
体験設備の他にも、「展示品」が充実しているのが、神奈川県総合防災センターの魅力です。過去の災害の記録や、実際の映像や写真など、災害の影響を目で見て理解できるような展示物が豊富です。
体験するだけではなく、資料などでより深く防災を学びたいのであれば、神奈川県総合防災センターを利用してみてはいかがでしょうか。

千葉県西部防災センター(千葉県)

防災体験施設では珍しい「インストラクター同行スタイル」の施設が「千葉県西部防災センター」です。
施設に入場後、インスタラクターから施設の利用について、簡単な説明があり、その後はインストラクターとともにツアー形式で施設内を体験したり、見学しながらまわっていきます。
ツアーの所要時間はおおよそ1時間程度であり、一般的な防災体験施設同様に「地震体験」「火災体験」「風水害体験」が可能です。さらに、実際に消火活動を行ったり、人命救助や消火訓練など、普段の生活の中では体験できない講習も受けられます。
中でも注目すべきは「119番の通報シミュレーション」です。自分や家族、身の回りの人が災害に巻き込まれたとき、パニックにならずに正確に119番へ通報できる自身がある方は少ないものです。
実際、自然災害関連の通報に関わらず、119番への連絡がスムーズにできず、事態が悪化してしまうケースは少なくありません。そのため、防災体験施設での経験を通して、119番への通報シミュレーションを経験しておくことは重要といえます。
もちろん、小学生などの子供も119番への通報シミュレーションが可能です。いざというときに、混乱せずに通報するためには、日ごろの練習や体験が必要不可欠です。千葉県西部防災センターであれば、他の体験施設では体験できない「通報シミュレーション」にも参加できるため、より実践的な内容を学びたい方におすすめです。

埼玉県防災学習センター(埼玉県)

埼玉県防災学習センターで体験できる内容は「地震」「火災」「暴風」「消火」の4つです。
大地震の揺れを体験して「どれだけ地震が怖いか」「どれくらい揺れるのか」をイメージできるようになるだけでなく、火災時の煙の中をどのように進むのかをシミュレーションできるのは埼玉県防災学習センターの特徴です。
また、台風を想定した強い風を体験したり、火災が発生した場合の消火活動についても体験できるという、幅広い災害対策について学ぶことができます。
2018
年にリニューアルオープンした、比較的新しい施設でもあるため、内観や設備が一新されています。もし、防災体験に興味があるなら、埼玉県防災学習センターについてチェックしておきましょう。

「体験して終わり」ではNG

「体験して終わり」ではNG!

防災体験が可能な施設を利用するにあたり、知っておかなければならないのが「体験して終わり」ではないことです。
実際に、災害時の状況を施設で体験すると、さまざまな「気づき」があるものです。この「気づき」を普段の防災に生かさなければ、せっかく災害を体験しても無意味になってしまいます。
例えば、地震の大きさを想定して家具の固定をしたり、備蓄品を見直すことができるでしょう。「体験したら終わり」ではないため、必ず経験を家庭に生かすことが大切です。

まとめ

関東で防災体験ができるスポット

今回は楽しく防災を学びたい方のために、関東で防災体験ができるスポットを紹介しました。
防災は、「読むだけ」「見るだけ」「聞くだけ」よりも、「体験すること」が最も重要といえます。実際の影響を肌に感じることで、より具体的に防災へのイメージが湧きますし、なにより「災害は怖いもの」という認識ができます。
ぜひ、防災について学びたいと考えている方は「体験」を通して、実戦に備えてみてはいかがでしょうか。

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粕谷麻衣
この記事を書いた人
粕谷麻衣

紙媒体・web媒体問わずに100を超えるメディアで執筆中の1児のシングルマザー。BtoB、BtoCいずれのジャンルも得意としているが、最近は海外不動産投資やクラウドファンディング系などへの関心も強め。ライターと同時にカメラマンとしても活動中。

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