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防災設備とは?種類やそれぞれの特徴を紹介

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防災設備とは?種類やそれぞれの特徴を紹介

「防災設備」と聞いて、具体的な内容をすぐに思い浮かべられたら、防災意識の高い証拠です。地震や水害といった自然災害や、火災などのような人為的災害に至るまで、「防災設備」の対応範囲は幅広いですが、具体的にどんな設備があるのかはあまり知られていません。

そもそも、防災設備は一般的にはあまり使用するシーンがないため、「何が防災設備に該当するのか」はイメージしにくいものです。

そこで今回は、防災設備の具体的な種類や特徴についてご紹介します。

防災設備とは

防災設備とは、文字どおり「災害を防ぐための設備」のことです。防災設備の目的は、災害の早期発見、早期対処により被害を抑えること。防災設備だけで完璧に災害を防ぐことはできませんので注意してください。

防災設備の種類と特徴(家庭編)

ここからは、家庭向け防災設備の種類や特徴をご紹介します。被害を最小限に抑えるにあたり、どのような設備があるのかチェックしましょう。

住宅用火災警報器

防災設備の種類としてまず挙げられるのが、警報で火災を知らせる「住宅用火災警報器」です。家庭用の防災設備の中では定番の存在といえるでしょう。最近は賃貸物件でも導入が進んでいます。

スプリンクラーと連動した火災警報器など、より火災被害を最小限に抑えられるような設備も増えています。

消火器

まだまだ導入している家庭は少ないですが、「消火器」も重要な防災設備です。

大規模火災の予防にとって消化器による初期消火は有効な対策となります。

消火器には、粉末タイプや泡タイプ、水タイプ、強化液タイプなどさまざまな種類があります。火災原因によって適した消火器タイプは異なりますので、購入時によく確認しましょう。

炎センサー

炎センサーは、「炎」を感知して警報音を鳴らす防災設備です。炎の感知に特化したセンサーですので、数十メートル離れた場所の小さな炎も見逃しません。

煙がたたない小規模火災の早期発見にもつながりますので、家庭用防災設備としてぜひ導入しておきたいところです。

防災設備の種類と特徴(施設・企業編)

施設や企業などで導入される防災設備は、家庭用と比べると種類が豊富で、機能も優れています。施設や企業は敷地が広いうえに天井も高いなど、火災を発見しにくかったり、避難者が大勢いたりすることが想定されるからです。

ここからは、施設や企業の防災設備の種類や特徴をご紹介します。どのような防災設備があるのか見ていきましょう。

屋内消火栓設備

施設や企業の防災設備としてまず挙げられるのが「屋内消火栓設備」です。

施設や企業内で火災が発生した場合、早急に消化を行わなければ、大規模な火災に発展する可能性があります。屋内消火栓設備は、こうした火災の被害を食い止めるために手動で操作し、初期消火を目指すことが目的です。

屋内消火栓設備は「1号消火栓」「易操作性1号消火栓」「2号消火栓」の3種類に分類でき、それぞれ操作性や対応規模・範囲が異なります。

避難ハッチ

避難ハッチとは、いわゆる「避難はしご」のことです。万が一災害に巻き込まれたときに、屋外へ脱出できるように開放します。

避難ハッチのタイプは「はしごタイプ」と「滑り台タイプ」の2種類に分類可能です。設置にはさまざまな基準があり、階高や障害物の有無などによって設置可能な避難ハッチが異なります。

耐震構造玄関扉

大きな地震が発生した場合、「ドア枠がゆがんで避難できない」といった問題がしばしば発生します。地震の衝撃で建物がゆがんでしまい、玄関扉が開閉できなくなってしまうのです。

このようなケースでも、耐震性能の高い「耐震構造玄関扉」であれば、ドアやドア枠がゆがまず、避難経路を確保できます。出入り口だけではなく、屋内の扉も耐震構造タイプにするとさらに安心です。

防災備蓄倉庫

「防災備蓄倉庫」は、食料品や雑貨類などを備蓄する倉庫です。地震や水害、台風などにより帰宅が難しくなった場合を想定しています。最近は施設や企業のほか、学校や幼稚園・保育園などでも防災備蓄倉庫を導入するケースが増えています。

ストック量は施設や企業によって異なりますが、来店者(来社する外部の人)の想定人数や社員の規模などと照らし合わせて、必要な量を計算します。

脱出用具

ロープ式の避難はしごのような脱出用具は、災害による被害でスムーズな避難が難しくなった場合に備えた防災設備です。万が一避難ハッチまでたどり着けなかった場合、屋外へ脱出するためには欠かせない防災設備といえるでしょう。

企業や施設によって適した脱出用具は大きく異なります。導入を検討している場合は、「何が適しているのか」「どんな被害が想定されるか」を考えながら準備してください。

誘導灯

誘導灯は、施設などでよく見かける「非常口」へ誘導するための緑のランプです。避難経路を示すことで、災害時の現場の混乱を防止できます。

万が一停電が発生しても、誘導灯の灯りは消えません。暗闇の中でも誘導灯が見えることから、安全な避難を実現できるのです。

非常用照明

非常用照明は、万が一停電が発生した場合にも、安全に避難できる程度の明るさを確保する設備です。

地震や台風などが発生すると、しばしば停電が発生します。停電が発生すると、暗闇に強い不安を感じる方はパニックになりがちです。非常用照明があれば最低限の明るさが確保できるので、安全を確保しながら速やかに避難できます。

最近ではLEDタイプの非常用照明も増えてきており、省エネにも適した防災設備といえるでしょう。

まとめ

今回は防災設備についてご紹介しました。家庭や施設、企業など場所にかかわらず、防災設備は万が一のためにも備えておくべき設備です。

「スムーズな避難」「火災などの早期発見」などを可能にする防災設備は、人命に大きくかかわる設備でもあります。ぜひ積極的に導入してください。

防災設備の導入を検討している方や、現時点で完備している防災設備に疑問・不安を感じている方は、本ページを参考にしながら、適した設備を探してみましょう。

粕谷麻衣
この記事を書いた人
粕谷麻衣

1993年生まれ。栃木県在住。一児のシングルマザーライター。Web媒体・紙媒体にて、ジャンルを問わず多くのメディアで執筆。BtoB向け記事の他、ママ目線でのコラム執筆も手掛ける。専門家や起業家などへの年間インタビュー数200人を目標に、パワフルに活動中。

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