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防災リスト完全版!今すぐ活用できる備蓄品チェックリスト

粕谷麻衣 粕谷麻衣
防災リスト完全版!今すぐ活用できる備蓄品チェックリスト

「いずれやってくる」といわれている大災害。現時点の備えは十分ですか?
いざ災害が発生してから「やっぱり足りなかった」「これがあったら便利だったのに……」とバタバタするような事態を避けられるようしっかり準備しておくことが必要です。
今この瞬間に災害が発生してもきちんと対処できるよう、これを機に備蓄品を見直してみませんか?

本ページでは、防災リスト完全版として、今すぐ活用できる備蓄品チェックリストを公開します。
基本の防災リストから、子育て世代向けリスト、災害時の現場にあったら便利なものリストなど幅広く触れていきますので、参考にしてみてください。

今こそ防災用の備蓄品を見直すべき

南海トラフ巨大地震や首都直下型地震といった巨大地震をはじめ、台風や水害など、日本は今後さまざまな災害リスクに悩まされるといわれています。
とくに、地震に関しては、被害が大きくなりやすいうえに、二次災害にもつながりやすいのが現状です。そのため、とくに注意しなければならない災害です。

しかし、これまで数多くの大災害が発生したものの、現時点で未だ備えが不十分という方が少なくありません。
「そのうちやろう」と後まわしにしているうちに、災害に巻き込まれる恐れがありますので、早めの準備が必要不可欠です。

「今、災害が来ても大丈夫!」と思えるよう、すぐにでも備蓄品を見直しておきましょう。

基本の防災リスト

まずは、基本の防災リストからご紹介します。

  • 食料品・水
  • 医療品
  • 貴重品
  • ケガ防止グッズ
  • 懐中電灯
  • 携帯ラジオ
  • 充電器
  • マスク


すでに知っている備蓄品もあると思いますが、改めて必要な物や必要な量などを確認しておきましょう。

食料品・水

基本の防災リストとして、余裕を持って確保したいのが食料品や水です。
災害が発生すると、近隣のお店は休業することが多くなります。営業再開まで数日から数週間ほど時間がかかることもありますので、万が一食料品や水が手に入らなかったときのためにも、きちんと備蓄しておく必要があります。

食料品は最低でも3日分×人数分を確保しておきましょう。3日間自分たちで対処できれば、その後は物資の支給開始などにより食料品を入手しやすくなります。
また、水に関しては大人1人あたり13リットルを目安に準備しておくと安心です。飲み水としてだけではなく、調理にも使えますので多めに確保しておきましょう。

医療品

医療品は、常備薬や絆創膏、包帯などが挙げられます。
災害が発生すると、ストレスや不便な生活などにより、体調が悪化することがあります。頭痛に悩まされる方も多いため、頭痛薬や鎮痛薬などをストックしておくと安心です。

また、避難時にケガをするリスクもふまえ、絆創膏や包帯などを確保しておきましょう。
ケガをしたまま放置していると、傷口に雑菌が入り込んで症状を悪化させるリスクがありますし、傷口をむき出しにしておくと生活するうえでも不便です。
衛生面からみてもリスクが高いため、万が一のケガに備えてさまざまな大きさの絆創膏や包帯を備蓄しておいてください。

貴重品

キャッシュカードや印鑑、通帳といった貴重品は、防災における準備で重要な物です。貴重品は日常生活でも使用するため、防災リュックなどに保管しておく方は少ないでしょう。しかし、いざ災害が発生してから貴重品を集めていると、避難に遅れてしまう危険性があります。

なるべく、普段から防災リュックなどへ貴重品を保管しておくことが大切です。必要なときに防災リュックから取り出すようにして、いざというときにすぐ持ち出せるようにしておきましょう。

ケガ予防グッズ

避難時に備えてケガ予防グッズを準備しておくと、安心して避難できます。
たとえば、防災頭巾やヘルメットは、落下物から頭を守れますので、非常に便利なアイテムです。
地震や台風の場合、落下してきた屋根の瓦や強風で飛ばされた物などから頭を守れます。

折り畳みが可能なヘルメットなど、収納時にスペースをとらないようなアイテムがありますので、必要に応じてチェックしてみてください。

懐中電灯

懐中電灯は、防災における備蓄品として、基本中の基本であるグッズです。
地震や台風などが発生すると、停電してしまうことが多いものです。すぐに復旧するとは限りませんので、暗闇の中で夜を過ごすことになる恐れもあります。

懐中電灯は万が一停電の中で夜を過ごさなければならなくなったとき、重宝するアイテムです。灯りがあるだけでも心が落ち着きますし、安全に移動できますので予備の電池も含めて準備しておきましょう。

携帯ラジオ

携帯ラジオは、情報収集のためにも欠かせないアイテムの一つです。
「スマホでラジオを聴けるから準備しない」といった声も聞きます。しかし、スマホの場合は、機種や利用するサービスなどによって「水に弱い」「電波を受信しにくい」などの難点があります。うっかりスマホを水に濡らしてしまうと故障してしまうため、ラジオが聴けなくなってしまうかもしれません。また、ラジオアプリなどを活用する場合は、アプリによって災害時に使えないことがあります。

あらゆるリスクを考慮すると、万が一に備えて携帯ラジオを準備しておくと安心です。また、電池を使用しない手回し充電式のラジオも多く販売されていますので、検討してみてください。

充電器

災害時、スマホは情報収集をしたり連絡を取ったりと非常に重要なアイテムです。充電切れに対応するためにも、モバイルバッテリーなどの充電器を確保しておきましょう。
災害用として、手回しで充電できるタイプや太陽光で充電できるタイプなど、さまざまな充電器が販売されています。

停電しているときにでも、スマホをきちんと充電できるよう、被災シーンを想定して適した充電器を確保しておきましょう。

マスク

現代の備蓄品として忘れてはならないのがマスクです。
新型コロナウイルスの感染が拡大している今、マスクの準備は必要不可欠。とくに、避難所など不特定多数が集まる場所では、感染リスクが高いため、マスクの着用は必須です。

また、マスクは新型コロナウイルス感染予防のほか、被災箇所の片付け時の粉塵対策やメイクできないときの顔隠しなどのアイテムとしても重宝します。
災害時は洗濯できない日が続く恐れがありますので、布マスクではなく使い捨ての不織布マスクを中心に準備しておきましょう。

子育て世代に必要な防災リスト

小さな子どもがいる家庭の場合は、子どもの年齢に応じて準備するべきものが変わります。ここからは、子育て世代向けに必要な防災リストを公開します。

  • 子どものおもちゃ
  • お菓子
  • ベビーフード
  • 母乳パッド
  • ガーゼ
  • ウェットティッシュ
  • 授乳用品
  • 子どもの着替え

子どものおもちゃ

小さな子どもがいる場合には、お気に入りの子どものおもちゃを備蓄品としてリストアップしておきましょう。
被災生活中は停電していたり、必要最低限の荷物だけで避難所で過ごさなければならなかったりなど、子どもにとって退屈な時間が増えます。

「テレビが見られない」「公園に行けない」「絵本が読めない」などの状況が考えられますので、少しでも暇つぶしできるようなおもちゃがあると良いでしょう。

お菓子

子どものグズり対策としてもおすすめできるのがお菓子です。
被災生活では、大人だけではなく子どももストレスを感じるもの。ずっと機嫌が悪くお手上げ状態……といった事態に陥るかもしれません。

そんなときのために、お菓子を確保しておきましょう。普段から食べ慣れているお菓子やお気に入りのお菓子があれば、ちょっとした気分転換になりやすいものです。
被災生活が長引くことも視野に入れ、多めに準備しておくことをおすすめします。

ベビーフード

意外にも忘れがちな備蓄品であるのがベビーフードです。
大人の非常食に気を取られ、うっかり子どもの非常食の準備を忘れていた……というケースは珍しくありません。
ベビーフードは手作りとは異なり、賞味期限が長く備蓄に向いています。また、普段から口にしておけば、いざ被災生活が始まったときに「食べ慣れていないから食べない」といった事態を避けやすくなります。

ベビーフードはバリエーションが豊かなうえに、デザート系も増えていますので、子どもの好みと照らし合わせながら備蓄してみてください。

母乳パッド

現在授乳中の方は、母乳パッドの備蓄を忘れないようにしましょう。
一見、優先順位が低い備蓄品のようですが、準備しておかないと意外にも不便です。タオルやハンカチなどで代用するというアイデアもありますが、災害時は洗濯が難しいもの。タオルやハンカチで代用し続けるには限界があります。
そのため、長期にわたる被災生活を想定し、余裕を持って母乳パッドを準備することが大切です。

ガーゼ

肌に優しいガーゼは、子育て世代必須の備蓄品です。
ケガをした時の応急処置に使えるのはもちろんのこと、体を拭く際にも活躍します。長期間お風呂に入れなくても、濡らしたガーゼで体を拭くことが可能です。肌に優しいため、毎日体拭きとして活用しても、子どもの肌を傷める心配がありません。

防災用として、小さめサイズにカットしたガーゼが大量に入った商品も販売されています。常に清潔なガーゼを使えるよう、ぜひ適した商品をチェックしてみてください。

ウェットティッシュ

ウェットティッシュは、災害時においてさまざまな用途があります。たとえば、避難時にケガをしたとき、水が使えなくてもウェットティッシュで、ある程度傷口周辺の汚れを拭き取ることができるでしょう。
また、除菌効果のあるウェットティッシュであれば、感染症予防として、触れる場所や物をこまめに拭き取れます。

そのうえ、小さい子どもの場合、食事の度に口周りや手を汚すことが多いものです。ウェットティッシュがあればサッと拭いて、そのまま処分できますので、災害時に重宝します。

授乳用品

授乳中の子どもがいる場合には、授乳用品を忘れないようにしましょう。粉ミルクや哺乳瓶、哺乳瓶用消毒液などもあると安心です。

すぐ飲ませられて長期保存可能な液体ミルクもおすすめです。月齢によって飲む量が変化しますので、定期的に備蓄しておく量を見直すとよいでしょう。

また、授乳用品は完全母乳で育てている場合であっても準備してください。普段は問題なく母乳が出ていても、災害のストレスで母乳が止まってしまうことがあります。

「母乳だから授乳用品の準備はいらない」と決めつけず、母乳が出なくなった場合を想定して、きちんと備えておきましょう。

子どもの着替え

汗をかきやすく、汚しやすい子どもには、多めの着替えを準備しておきましょう。
汚れたままの服を着用していると、肌荒れを起こす恐れがあります。肌荒れを起こしている箇所から細菌などが侵入し、さらなる肌トラブルを招くことも考えられるでしょう。

被災生活中は十分な洗濯や入浴が難しいもの。工夫しながら、なるべく衛生を心がける必要があります。とくに、小さな子どもは肌が弱い傾向にありますので、常に清潔な服を着用できるよう、着替えを多めに確保してください。

あると便利な防災リスト

必須の備蓄品ではないものの、あると便利な備蓄品は多くあります。
ここからは、防災の便利グッズを知りたい方向けに、あると便利な防災リストをご紹介します。

  • ラップ
  • ホイッスル
  • 小銭
  • ポリタンク
  • 非常用食器折り紙
  • 浄水器
  • 携帯トイレ

ラップ

ラップは、災害時において用途の多いアイテムです。
食事の際に使用する食器にラップをかけてから、食品を盛り付けることで食器を汚しません。水の使用に制限があっても、気軽に食器を使用できます。
また、ケガをしたときも、絆創膏や包帯代わりになります。傷口をしっかり洗ったあとに、ラップで保護することで、細菌の侵入を防ぐことが可能です。衛生を保ちつつ、傷口を保護できますので、新品のラップを一つ備蓄しておきましょう。

ホイッスル

ホイッスルは、「家具の下敷きになって避難できない」「立ち往生してしまい動けない」などの場合、自分の居場所を教えるために役立ちます。
とくに夜間は視界が悪く、周囲の人に見つけてもらうのは難しいのが現状です。遠くまで音が響くホイッスルであれば、自分の存在に気付いてもらいやすいため、最悪の事態を防ぐことにつながります。

家の中に背の高い家具がある方や、近くに山がある方(土砂崩れのリスクがあるなど)は、ホイッスルを準備しておいてください。

小銭

あまり知られていませんが、災害発生時は小銭が重宝します。スマホが使えず公衆電話を使う、買い物するとき停電でおつりがもらえないという場合でも、小銭があれば問題ありません。
きちんとコインケースに入れておけば、「何円が何枚あるのか」をすぐに確認することができますし、バッグの中で小銭が散らばってしまうこともありません。

ポリタンク

被災生活中に生活用水を確保するためにも必要なのが、ポリタンクです。
飲用水はあらかじめペットボトルなどで確保しておけますが、トイレや手洗い用などの生活用水の備蓄は難しいもの。
そのため、水の配給を利用する必要があります。ポリタンクがあれば一度に多くの水を家に持って帰れますので便利です。

また、ポリタンクによっては折りたためるなど、保管時に場所を取らないものもあります。
便利なポリタンクが増えていますので、最新アイテムにも目を向けながらチェックしてみてください。

非常用食器折り紙

食器折り紙は、使い捨てできる点が魅力のアイテムです。
一般的な折り紙とは異なり、水分にも強いことから、スープやジュースなどを入れても破ける心配がありません。また、使い終わったら処分できますので、水が使用できないときにも便利です。
非常用食器折り紙とあわせて、使い捨てスプーンや割りばしも一緒に備蓄しておくと良いでしょう。

浄水器

水が足りなくなってしまった場合に備え、浄水器を備蓄しておくことがおすすめです。
浄水器というと、大掛かりな機材をイメージする方も多いかもしれませんが、防災用として片手におさまるサイズのアイテムが販売されています。

雨水や川の水などを綺麗に浄水し、飲用水として使えるようにしてくれるので、万が一水が不足したときにも安心です。

携帯トイレ

災害時困るのがトイレの問題です。
生活用水が足りずトイレが流せない、避難所のトイレが混雑していて使えないなど、災害時はトイレの問題が尽きません。

そのため、携帯トイレを多めに備蓄しておくことをおすすめします。人間は、1日に複数回トイレに行きますので、10個×1週間分(1人あたり)を備蓄しておくと、トイレ問題を解消しやすくなります。

まとめ

本ページでは、防災に必要な備蓄品をご紹介しました。基本から子育て世帯向け、あると便利なアイテムなど、自分の現時点の防災準備と照らし合わせながら、不足分を追加しておくことが大切です。
現在、備蓄品に不安を感じている方や、これから本格的に備蓄を始めたいと考えている方は、本ページを参考にしながら、準備を進めていきましょう。

 

粕谷麻衣
この記事を書いた人
粕谷麻衣

1993年生まれ。栃木県在住。一児のシングルマザーライター。Web媒体・紙媒体にて、ジャンルを問わず多くのメディアで執筆。BtoB向け記事のほか、ママ目線でのコラム執筆も手掛ける。専門家や起業家などへの年間インタビュー数200人を目標に、パワフルに活動中。

監修
赤坂大樹防災士

「やらないと」から「やってみたい」と思える防災へ。防災を楽しく学べるイベント「あそび防災プロジェクト」の発案者。防災運動会をはじめとした様々なサービスを考案。企業や自治体、商業施設での防災イベントの実施や、「世界防災フォーラム2019」「防災アイディアソン BOSAI Startups in Japan」へ登壇。「あそび防災プロジェクト」は2020年グッドデザイン賞を獲得した。

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