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防災の日とは?防災イベントに使える企画例・アイデア7選

粕谷麻衣 粕谷麻衣
防災の日とは?防災イベントに使える企画例・アイデア7選

あそび防災プロジェクト

「防災の日」には、多くの企業や学校が防災関連のイベントを取り入れています。
実際、毎年防災の日に向けて、企業や学校が趣向を凝らしたイベントを企画していることが少なくありません。

「防災は大切」という点は、日本国民の周知の事実ではありますが、やはり大きな災害から時間が経つと、だんだんと防災の重要性を忘れてしまいがちです。だからこそ、「防災の日」を活用して、改めて防災の重要性や大切さを認識する必要があります。

特に、防災対策が不十分であれば、「防災の日」は意識向上において、大きなきっかけとなるでしょう。
そこで、今回は防災の日にイベントを実施したいと考えている担当者に向けて、イベントの企画例を紹介します。
防災に関するイベントを企画する場合、どのような例があるのかを見ていきましょう。

 

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防災の日とは?

91日は防災の日

そもそも防災の日について正しく理解していますか?
防災の日とは、「啓発デー」のひとつであり、防災に関する心構えをするための日です。192391日に発生した関東大震災にちなんで、1960年の閣議了解により、「91日」が防災の日として制定されました。

また、1982年以降は、防災の日を含む1週間(830日から95日まで)が「防災週間」として定められています。

防災の日には多くのイベントが行われている

防災の日は、普段忘れがちである防災意識を考えるきっかけとなる日であり、防災の日をきっかけに学校や企業では防災関連のイベントが開催されています。

イベント内容は、主に防災訓練や防災に関する体験などが多く、基本的には「災害の怖さを改めて認識すること」「防災のためにできることを理解する」などが目的とされています。
また、学校や企業のほか、地域イベントとして防災の日に催し物が開催されることも多くあります。地域イベントでは、消防団の消火訓練を見学できたり、消防団と子供達のふれあいの場を設けたりと、地域ごとにさまざまな取り組みを行っているのです。

どれだけ大きな災害が起きても、災害直後は防災意識が高まるにも関わらず、時間が経つにつれて防災への意識がおろそかになってしまう方が少なくありません。実際、東日本大震災や熊本地震などから期間が経った今、備蓄品の見直していない、備蓄品が少なくなっているにも関わらず補充していない、もしくはそもそも備蓄していないなどに該当する方もいるのではないでしょうか。

「防災の日」は、忘れがちな「災害の怖さ」「防災の大切さ」を知るうえで重要な1日なのです。

防災の日にイベントを開催する際のポイント

防災の日にイベントを開催したいと考える担当者にとって、「どのようにイベントを企画すればいいのか」は大きな疑問です。
特に、イベントの企画経験が浅い方や、防災についての知識が豊富でない場合、イベント開催のハードルは高いといえます。

ここからは、防災の日にイベントを開催する際のポイントについて解説していきます。企画時の参考にしてみてください。

防災を意識できるようなイベントにする

防災の日にイベントを開催するのであれば、前提として「防災を意識できるようなイベント」にすることを頭に入れておきましょう。

イベントは、まずはテーマを決めることが大切です。ぼんやりとしたテーマでは、企画内容も浅くなり、そもそも何を意図しているイベントなのか分からなくなってしまいます。そういった事態を避けるためにも、防災というくくりで、具体的にどのようなテーマのイベントにするのかを考える必要があるのです。

例えば、防災というジャンルの中でテーマを決めるなら、「地震について学ぶ」「火災時の対処をできるようにする」「被災した場合の乗り越え方を身につける」など、より明確なテーマを決めるといいでしょう。

なお、「地震や水害、火災などさまざまな防災をテーマにしたい」というのであれば、「防災全般」をテーマにするという選択肢もあるでしょう。

いずれにせよ、防災を意識できるようなイベントにすることを頭に入れて、具体的な方向性をイメージしてみてください。

実際に体験できるようなイベントにする

せっかく防災に関するイベントを実施するなら、実際に体験できるようなイベントを企画することをおすすめします。

「防災」というと、講師を招いてセミナーを開催したり、議論や討論などがメインの勉強会などを行うといったイベントを企画するケースもあります。確かに、座学的な要素も防災には必要です。
しかし、セミナーや勉強会などは、「座っているだけで多靴」という印象を与えやすく、参加率が低くなりやすい傾向にあります。そのため、体験をメインとしたイベントを開催するほうが、参加率を高めやすいのです。

例えば、実際に防災設備を使ってみる、移動型の災害設備(地震体験設備など)を呼んで大型地震の揺れを体験するといった企画が定番です。

勉強会やセミナーなどは準備が少ないといったメリットもあるため、開催側からは好まれますが、いざ参加する側としては魅力的に感じないという難点があるため注意してください。
なお、どうしても勉強会やセミナーを開催したい場合は、平行して体験できる内容も盛り込んでおくことをおすすめします。

災害が発生した場面を想定したイベントにする

防災に関するイベントを開催したいなら、いざというときに備えて「災害が発生した場面を想定したイベント」を実施してみてはいかがでしょうか。

例えば、大地震が発生したと想定して避難訓練を行う、限られた物資の中で応急処置を考える、といったイベントもあるでしょう。また、食材が少ない中で、大人数にふるまうための炊き出しを行ってみるなど、さまざまな制約があることを想定したイベントが魅力的です。

実際に災害が起きる前に、被災を想定したイベントを行っておくと、いざ災害が発生したときにスムーズに立ち回りやすくなります。
防災関連のイベント内容で悩んだら、「被災を想定したイベント内容」を検討してみてはいかがでしょうか。

防災の日におすすめのイベント企画例・アイデア7選

防災の日にイベントを企画したいと考えつつも、具体的にどのような内容がいいのかイメージできない…と悩む方は多いでしょう。
ここからは防災の日におすすめのイベント企画例を紹介します。イベントの企画に困ったら、ぜひ以下の内容をヒントにしてみてください。

防災運動会

防災運動会は、防災を「事前準備」から「生活再建」までの5つのフェーズに分け、それぞれのフェーズに応じた防災の知識や対応力を身につけられるイベント企画です。

防災運動会は、日本人にとって馴染みの深い「運動会」と「防災」をかけ合わせることで、防災を学ぶきっかけを作ることを目的としています。体を動かすものから頭を使うものまでバリエーション豊かな競技が揃っているため、誰でも一緒に楽しみながら防災を自分ゴト化できることが特徴です。

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防災コンセンサスゲーム

防災コンセンサスゲームは、防災士監修のもと、実際に災害が起きたときの状況を想定して開発したコンセンサスゲームです。意見を出し合ってチームとしての答えを出す過程で、コンセンサス(意見一致)を得ることの大切さを実践的に学び、災害発生時の適切な対処や行動の選択肢に関する知識も身に付けられます。

また、個人ワークのあとにチームで議論して最適解を出すため、自分と他者の考え方や価値観の違いを知り、コミュニケーションの必要性を実体験を通じて理解することができます。

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災害を想定したクッキング

防災の日におすすめのイベント企画例としおすすめなのが、「災害を想定したクッキング」です。
災害を想定したクッキングとは、限られた物資の中で料理をするイベントです。実際に被災すると、物資が不足していることがほとんどであり、そのうえ水も満足に使用できないことが少なくありません。そのため、「調理器具を使用しない」「食器類を水で洗う必要がない」など、被災生活で取り入れられるような料理を行うイベントがおすすめです。

具体的には、ポリ袋をボウル代わりにしたクッキー作りや、非常食のアレンジメニュー考案など、子供から大人まで楽しめるようなイベント内容があるでしょう。
楽しいイベントになるだけでなく、実戦的な体験ができるため、防災の日におすすめのイベントといえます。

消火体験

防災に関するイベントを実施したいのであれば、ぜひ一度は取り入れてほしいのが「消火体験」です。
火災は地震が発生したときや、火の不始末、放火などさまざまな要因によって発生するものです。スムーズに消火活動を行わなければ、被害が大きくなってしまうリスクがあります。最悪の場合、人命にも関わるため、消火体験は誰もが一度は経験しておくべきといえます。

大人であれば、消火器を実際に使用して火を消すといった体験がおすすめです。ただし、子供が参加するイベントの場合、消火器を扱うのは難しいのが難点です。消火器に見立てた水鉄砲で、火を描いたイラストに水をかけて消火体験をしたり、もしくは大人と一緒に消火器を使う体験をするといいでしょう。

なお、子供の消火体験に水鉄砲などを使用する場合、「単純に水を噴射して終わり」では飽きてしまうため、的あてゲームの感覚で楽しめるようにするなど、工夫してみてください。

防災グッズの工作

防災グッズの工作も、防災の日におすすめのイベント企画です。
具体的なルールは、「限られた物資で災害時に役立つグッズを作る」というものであり、工作感覚で楽しめるのが特徴です。
防災グッズの工作というと、難しそうなイメージがありますが、決してそんなことはありません。少ない準備で手軽に工作を実施することができます。

例えば、「紙」を使って、使い捨てできるお椀やコップを作る、ゴミ袋でレインコートを作るなど、実際の災害現場で活用できるようなアイデアがあります。子供が参加するのであれば、単純に防災グッズを作るだけではなく、それぞれ手作りした防災グッズを可愛く飾れるようなアイテムもあるといいでしょう。「ビーズ」「折り紙」「シール」などがあると、手軽に防災グッズを華やかにでき、子供も満足してくれること間違いありません。

おうち防災運動会

ビデオチャットツールを用いてオンラインで楽しめる防災運動会、それがおうち防災運動会です。

おうち防災運動会の特徴は、オンラインならではの競争を楽しみながら、楽しく防災知識を身につけられる点です。また、自宅から参加するため家族と一緒に学べることもポイントです。運営側がWEBシステムで順位を常に管理するため、順位変動を楽しみながら、それぞれの競技を通して防災を学ぶことができます。

おうち防災運動会の競技は、家にある非常食を集める「おうち探検!非常食探索トライアル」や、VTRを見て家の中の防災の間違いを探す「防災間違い探しオンライン」など、家庭の防災対策を見直すきっかけになるものが中心となっています。親子で参加すれば、家庭の防災対策を見直すきっかけにもつながります。

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防災謎解き

防災謎解きは、最近注目を集めている「謎解き」と防災が組み合わさったアクティビティです。防災に対する基本的な心構えや知識を学べるのはもちろんのこと、謎解きの過程でチームの役割分担や協力が促されるため、チームビルディングとしても効果的です。

また、「新聞紙スリッパを作ってがれきの上を歩く」場面があり、謎解き以外の実践的な内容も含まれているため、誰でも楽しみながら取り組めるのが特徴です。

防災謎解き 崩れゆく会議室からの脱出

オンライン開催のオンライン防災謎解きでは、独自開発した「リモ謎システム」によって安定したイベントの実施や、スタッフによる的確なフォローが可能です。

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まとめ

今回は、防災の日にちなんだイベント企画の事例を紹介しました。
防災の日は、毎年91日に制定されている「防災を考える日」であり、防災のイベントを開催する重要な機会といえます。
防災について忘れがちな方が多い今、改めて防災の意識を高めるためにも、これを機にイベントを企画してみてはいかがでしょうか。
現在、防災の日のためのイベント企画に悩んでいる方は、今回ご紹介した「イベント企画事例」を参考にしながら、参加者の需要に合った楽しいイベントを計画してみてください。

 

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粕谷麻衣
この記事を書いた人
粕谷麻衣

1993年生まれ。栃木県在住。一児のシングルマザーライター。Web媒体・紙媒体にて、ジャンルを問わず多くのメディアで執筆。BtoB向け記事の他、ママ目線でのコラム執筆も手掛ける。専門家や起業家などへの年間インタビュー数200人を目標に、パワフルに活動中。

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