「防災スリッパ」をご存じですか?
災害が発生したときに便利なアイテムです。一般的なスリッパとは異なる仕様になので、備蓄用に特別に用意するのもいいし、普段から防災スリッパを使用するのもおすすめです。
そこで、今回は防災スリッパのおすすめの商品や、手作りする方法などについて詳しくご紹介します。「まだ防災スリッパを備えていない」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
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- 目次 -
防災スリッパの特徴
まずは、防災スリッパの特徴についてご紹介します。
一般的なスリッパとの違いや、防災スリッパならではの機能性などについて見ていきましょう。
足元を保護してくれる
防災スリッパの特徴として、まず挙げられるのが「足元を保護してくれる」という点です。
災害が発生すると、割れた窓ガラスが部屋の中に散乱したり、土砂などが入り込んでしまったりすることがあります。そういった状況を素足や靴下などで歩くのは危険です。そして、一般的なスリッパだと、耐久性などの面から見た場合、災害現場で履くのは好ましくありません。
しかし、防災スリッパはとにかく頑丈なので、足元をしっかり守ってくれ、ガラスの破片や砂利などで足を痛めてしまう心配がありません。
安全に移動・避難ができますので、1人1足ずつの準備をおすすめします。
脱げにくく、避難しやすい
防災スリッパは脱げにくいように設計されていますので、「避難しやすい」といったメリットがあります。
一般的なスリッパの場合、すり足で歩いたり、つま先に力を入れたりするなどして脱げないように歩くことがほとんど。走ると簡単に脱げてしまうことが多いため、災害時には不向きです。
防災スリッパであれば、脱げにくいため走っても問題ありません。緊急時であっても、足元に気を取られることなく避難できるでしょう。
普段使いしやすいデザインが豊富である
最近は、大人っぽいシンプルなデザインや、可愛らしいカラフルな商品まで幅広く販売されていますので、ぜひチェックしてみてください。
市販のおすすめ防災スリッパ
市販の防災スリッパを購入する場合、どのメーカーのどんな商品がおすすめなのかは気になるところです。
ここからは、デザインや機能性などをもとに、おすすめの防災スリッパをピックアップ。「どれを選んだらいいのかわからない」という方は参考にしてみてください。
防災スリッパ(豊光)
市販の防災スリッパとして、まずおすすめできるのが豊光の「防災スリッパ」です。
鮮やかなイエローが特徴の防災スリッパですので、薄暗い部屋の中でもすぐに見つけ出すことができます。また、スリッパの内部には、軽量の鉄板が入っていますので、割れたガラスの破片や土砂などで足の裏を怪我する心配がありません。
普段使いではなく、収納を前提として防災スリッパを購入する場合におすすめです。
防災ルームスリッパ(アルファックス)
オシャレなデザインが特徴の防災スリッパがアルファックスの「防災ルームスリッパ」です。
紺色やグレー、ブラックといったスタイリッシュなカラーを取り入れたデザインであり、普段使いもできるのが特徴。
そのうえ、かかとにゴム留めが付いていますので、脱げにくいというメリットがあります。また、つまづきにくいため、避難時に転倒してしまう心配もありません。
なお、この防災ルームスリッパは折りたたむことができますので、備蓄するときにはコンパクトに収納できます。
防災スリッパ(umbar net)
軽量でコンパクトという特徴を持つのがumber netの「防災スリッパ」です。
転倒防止用の滑り止めが付いているうえに、半分に折りたたむことが可能。機能性が充実した防災スリッパといえます。
また、この防災スリッパの素材は、耐水性の高い「PUレザー」です。土砂の上を歩いても、水が染み込みにくいため非常に便利です。仮に汚れても、乾いた布などでサッと拭き取れば、いつでも綺麗な状態で使用できます。
ぬげにくい安全スリッパ(旭電機化成)
旭電機化成の「脱げにくい安全スリッパ」は、実用性をとことん重視した商品です。2.5mmもの厚さを誇る防護板を使用していますので、割れてしまったガラスや食器の上も安全に歩行できるのが魅力です。
災害時、足の甲のベルトはかかと部分へとまわすことで靴のような感覚で履けます。より脱げにくい設計となっています。
足まもりっぱ(コジット)
コジットが展開する「足まもりっぱ」は、2wayタイプが特徴です。
一般的なスリッパ同様にかかと部分を空けた使い方と、靴のようにかかとも保護する形で使用する方法があります。
普段は前者のスタイルで使用し、いざというときには後者の使い方にするなど、状況に合わせて使い分けできるのがおすすめポイントの一つです。また、手洗いができますので、常に清潔な状態で使えるのが魅力です。
防災用スリッパ(なないろ館)
専用の収納袋付きが嬉しいのが、なないろ館の「防災用スリッパ」です。
足元が悪くても滑りにくいよう、滑り止め加工が足裏に施されています。半分に折りたたんで収納袋に入れておけば、場所を取らずに備蓄しておけますし、防災リュックに入れておくのもおすすめです。
避難所生活を想定して、防災用スリッパを確保しておきたい場合には、コンパクトさが魅力のこちらの商品がおすすめです。
【画像あり】防災スリッパを手作りする方法
防災スリッパは、一般的に既製品を購入するケースが多いです。しかし、新聞紙で手作りすることもできます。
たった1枚の新聞紙で1つのスリッパが完成しますので、普段から新聞を取っている家庭であれば、簡単に家族全員分を確保することができるでしょう。
「防災スリッパを購入するまでに地震が起きるかもしれない……」と不安を感じている方は、以下の方法で防災スリッパを作ってみてください。
【使用するもの】(一足分)
新聞紙(2枚)
【作り方】
1. 新聞紙をもともとの折り目に合わせて半分に折る
2. 新聞紙を横向きにして端を持ち、中心まで半分に折る
3. さらにもう一回「2」の部分を折る
4. 裏返す
5. 「2」の反対側の端を半分まで折る
6. 「5」の端を「2」の隙間部分に入れる
7. もう1枚の新聞紙も同様に折る
簡易的なスリッパではありますが、素足で歩くよりも足を保護しやすいため、ぜひ作ってみてください。
まとめ
今回は、防災スリッパについて解説しました。
防災スリッパは、災害時の足元を守るうえで重要な存在。万が一災害が発生しても、安全に避難できるよう、きちんと準備しておくことをおすすめします。
今回ご紹介した、おすすめの商品や防災スリッパの作り方などを参考にしながら、さっそく準備を進めておきましょう。
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1993年生まれ。栃木県在住。一児のシングルマザーライター。Web媒体・紙媒体にて、ジャンルを問わず多くのメディアで執筆。BtoB向け記事の他、ママ目線でのコラム執筆も手掛ける。専門家や起業家などへの年間インタビュー数200人を目標に、パワフルに活動中。