こんにちは!
あそび防災プロジェクト専属ライターのJJです!
今回は、2020年12月26日(土)に開催されたオンラインイベント「おうち防災運動会」の様子をお届けします!
実施いただいたのは、兵庫県・西宮市様。
市民限定で募集をかけ、多くの方にご参加いただきました!
大盛り上がりだったおうち防災運動会の様子を、ぜひご覧ください!
- 目次 -
おうち防災運動会とは
おうち防災運動会は、オンラインで防災を楽しく学べる、新しい運動会です。おうちにいる時間が増えたからこそ考えたい防災について、家族みんなで学びを共有することができます。
おうち防災運動会では、防災を5つのフェーズに分け、各フェーズで必要な知識や考え方を学んでいきます。
防災のフェーズのうち1つ目が、「事前準備」。このフェーズでは、災害に対する備蓄品を用意することや、避難経路を確認しておくことなどが重要です。
次の「災害発生」フェーズは、災害発生直後から24時間以内を指します。自分や大切な人の命を守るために瞬時に適切な行動を取れるかが大切となります。
災害発生から72時間以内を指す「発災直後」は、ライフラインが断絶されている中で生活をしていかなければならないことが多く、健康面・心理面における2次災害も想定されます。よく「非常食は最低3日分準備しておくこと」と言われるように、72時間という数字は防災における大きな指標となっています。
次の「避難生活」フェーズは、少ない物資の中で他人と共同生活を送っていく必要があります。そのため、他人を助ける「共助」の考え方への理解や、思いやりの気持ちが必要不可欠となります。
そして、避難所生活が終わった「生活再建」のフェーズに入っても、災害は次いつ起こるかわかりません。防災への意識は常に保ち続ける必要があるのです。
おうち防災運動会では、このような防災のフェーズを体系的に学べます。座って話を聞くだけではなく、実際に体や頭を使って学ぶ体験型の防災学習であるため、参加しやすく、学んだことが記憶に残りやすいのが特徴です。おうち防災運動会の資料ダウンロードはこちら
導入の背景
オンラインを活用して市民の防災意識を高めるイベントをできないか、というご要望から、今回のイベント実現へと至りました。
午前の部・午後の部、それぞれ50家族様先着で募集を開始。あっという間に定員が埋まり、市民の皆さんの防災への興味・関心の強さがうかがえました。
リモートならではの種目満載!当日の様子をご紹介します!
いよいよ迎えたおうち防災運動会本番。
実際の写真もまじえながら、当日の様子をご紹介してまいります!
開催の挨拶
まずは、隊長もとちか、副隊長やえの登場です!
元気いっぱいの2人のテンションに、参加していたお子さんたちも大はしゃぎ。
楽しい運動会になりそうな予感です!
第一種目:おうち探検!非常食捜索トライアル
第一種目は、おうちにある非常食を探し回る、「非常食捜索トライアル」です。
この種目では、防災の「事前準備」と「避難生活」のフェーズについて学ぶことができます。
参加者は、テーマに沿って家の中にある非常食を5つ見つけ出す必要がありました!
これからおうち防災運動会をお楽しみいただく皆さんへのネタバレとなってしまうため、ここではお伝えできないのですが、勝利のためには「とある条件」が……。
参加者の皆さんは、「よーいドン!」の合図の後、カメラの前からすぐに散り散りとなっておりました。
画面の向こう側からは、「あそこにしまってあるはず!」と家の中を走り回るお子様の姿や、「これって非常食かな?」と確認し合う親子の皆さんの様子が見てとれました。
そしてタイムアップ!
入力してもらった回答を元に、MCから質問をしていきます。
「こんなものがありました!」
「賞味期限って意外と短いんだな」
など、いろいろな意見を発表していただきました。
第二種目:防災間違い探しオンライン
お次は、防災間違い探しオンライン!
こちらの種目では、「事前準備」「災害発生」のフェーズについて学ぶことができます。
はじめに、参加者の皆さんには、ある動画を見ていただきます。
その動画の中には、防災上の間違いがいくつか隠されています。
「ここはIKUSAシティにある一軒家。先日思い切って一軒家を購入。今日は妹を招待している。」
……ここから先はぜひイベントにてお楽しみください♪
仲間同士で話し合い、いくつ間違いを見つけることができるのか。正解した数に応じて得点がもらえます。
また、間違いを指摘するだけでなく、正しい対応を答えることで得点がアップ!
自分の家の中の状態と照らし合わせることで、家の中の防災を見直すきっかけとなる種目でした。
第三種目:防災借り物競争
最後の種目は、防災借り物競争。
この種目は、「災害発生」「発災直後」のフェーズを学ぶことができます。
まず、「◯◯を使ってできる防災の処置を考えよ」というお題が発表されます。
参加者はそのアイテムを使ってできる対処法を自由に考えていきます。
被災時は、必要なものが全部身の回りに揃っていないことが考えられます。
いざ災害が起きたときに、何をどうすれば良いのか、自分の頭で考えることが大切です。
この種目では、緊急時に役立つ防災の知識を学べることはもちろん、臨機応変に自分の頭で考える力を身につけることができます。
最後は表彰・記念撮影!
白熱したおうち防災運動会もいよいよクライマックスへ。
順位が発表され、上位チームには後日発送される景品が発表されました!
そして、今回は参加賞もありました。
最後には隊長・副隊長と一緒に、みんなで記念撮影。
「これからも西宮市の安全を守ってくれるかな?」という隊長の声に、
「ラジャー!の声が響き渡りました。
おうち防災運動会のメリット
最後に、おうち防災運動会を自治体で実施するメリットをお伝えします。
3密を避けて実施できる
おうち防災運動会は完全オンラインで実施するため、参加者同士が接触することはありません。
新型コロナウイルスの影響により、毎年行っていた防災訓練やセミナーが中止となっている地域も多いかと思いますが、オンラインで実施可能なおうち防災運動会であれば、3密を気にせずに実施することができます。
地域全体の防災意識の底上げになる
防災は、非日常的なものというイメージが強く、なかなか普段から取り組むのは難しいです。しかし、災害はいつか必ず起こるもの。「いつかやろう」では、遅いのです。
おうち防災運動会は、複数の家族がオンライン上で同時に参加可能。他の家族とも、防災の知識を共有しあい、防災に対数考え方を見直すことができます。
また、参加していない人にも「こんなイベントに参加したよ」と広めていくことで、地域内の「防災をやってみよう」と思う人を増やすことができます。
おうちの防災を、その場で確認できる
「おうち防災運動会」は、その名の通り、家にいながら参加できる運動会です。
そのため、自宅の防災対策をその場で確認しながらゲームを進めることができます。
防災セミナーなどを受け、「家に帰ってから確認しよう」と思っていてもなかなか実践が難しいもの。おうち防災運動会は、競技を楽しみながら、自然とおうちの防災について考えることができるのです。
おうち防災運動会で家庭や地域の防災を考えよう!
本記事では、西宮市で行われた「おうち防災運動会」のもようをお伝えしました。
ご参加いただいた皆さん、誠にありがとうございました!
おうち防災運動会は、自治体様や企業様のファミリーイベントとして活用が可能です。
今だからこそ考えるべきおうちの防災を、オンラインで学んでみてはいかがでしょうか?
おうち防災運動会にご興味をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。
おうち防災運動会の資料ダウンロードはこちら株式会社IKUSAのオウンドメディア担当。「あそび防災プロジェクト」をはじめとするメディアの編集長を務めています。記事の編集、校正、アナリティクス分析、駆け出し動画編集、WEBデザイン、メルマガ企画など遊びの会社の1人マーケターとして奔走中!