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新しい防災イベント「防災運動会」とは?
防災運動会は、競技を通して災害の5つのフェーズを体感できる、新しい運動会。
誰にとってもなじみのある「運動会」と、少しとっつきにくさを覚えてしまう「防災」を組み合わせることで、多くの人に、防災に興味を持つきっかけを与えられます。
主に企業様の社内レクリエーションや自治体の防災イベントなどでご導入いただいています。
アンケート結果を公開!
ここからは、実際に防災運動会をご利用いただいたお客様に行ったインタビューの結果をご紹介します。
アンケート概要
アンケートにご回答いただいたのは、2019年9月4日に防災運動会へご参加いただいた、穴吹エンタープライズ株式会社の27名の皆様。
イベント当日の様子は、こちらの記事をご覧ください!
穴吹エンタープライズ株式会社様に防災運動会をご利用いただきました!
全体を通しての楽しさ・学び度
まずは、イベント全体を通しての感想をお伺いしました。
「防災運動会は楽しかったか」
「防災運動会で防災知識を学べたか」
という項目に、10点満点でご回答いただきました。
結果、「楽しかった」は平均8.8点、「学べた」は平均8.5点となりました。
防災運動会は、「『遊び』による経験を通して、防災知識を学べるイベント」というコンセプトのもと生まれました。
実際に参加された方のアンケートから、楽しさと学びを両立できる、参加者の満足度が非常に高いイベントであることがわかりました。
参加者の皆様のコメントもご紹介いたします。
・チームビルドと防災意識の向上に役に立った
・今回の講習は運動会という名目通り、体を動かし学ぶ新しい講習で新鮮でした
・防災運動会を通じて楽しみながら学習できたので、良い経験となったと思います
ここからは、より詳細な、種目別のアンケート結果を発表いたします。
第1種目:防災クイズラリー
第1種目は、防災クイズラリー。
防災にまつわるクイズに回答し、正解者の数に応じてポイントが付与されます。
運動会というと激しく体を動かす競技を想像しがちですが、防災運動会ではこのような体を動かさない種目も組み込むことができます。
全員が楽しめる運動会にするため、参加者の年齢層や特性に合った競技をご提案します。
防災クイズラリーのアンケート結果は、下記のようになりました。
参加者の皆様の声をご紹介します。
・包括的な内容でためになった
・とっさの判断と知識の重要性を感じました。
・ちょうどよい難易度の問題でチームメンバーと相談しながら知識を深めることができた。
・一般知識から、専門知識、地元情報など、多岐にわたった出題は自己の知識を深めることができました。
知らない知識を得られてためになったという声を多くいただきました。
また、仲間と相談しながら進めることでお互いの知識を補完しあえたというご意見も。
特に50代・60代の方から好評をいただいた競技でした。
第2種目:災害脱出救済リレー
災害脱出救済リレーは、バトンの代わりに防災バッグを背負い、防災知識を身につけられるミッションをクリアしていくリレーです。
今回のミッションは、防災スリッパ作り、水消火器射的、心配蘇生の3つ。
他チームとの競争を楽しみつつ、災害時に役立つ防災知識を身につけられます。
アンケート結果はこちらのようになりました。
参加者の皆様の声をご紹介します。
・新聞紙スリッパを作ったが、実際に足元の悪い中履物がないときに役立つだろうと思った。
・自分は出ませんでしたが、内容といい、見ているのも楽しかったです。
・メンバー同士で新聞紙の靴の作り方を教えあったり、協力しながらのリレーが良かった。
楽しさについては、全員が7点以上をつけていました。
勝敗を競い合うリレーは、やはり盛り上がりますね!
そして多かったのは、「参加していないが面白かった」というご意見です。
今回の防災運動会の全種目のうち、こちらの種目のみ全員参加ではなく選抜制をとっていたのですが、「見ているのも楽しかった/ためになった」というお声を多くいただきました。
第3種目:防災借り物競争
防災借り物競争は、身の回りにあるものを使い、災害時の応急処置を施す競技です。
3人1チームとなり、仲間の緊急事態を救うため、限られた物品をうまく活用して処置を行います。
各チームで処置のポイントを発表したのち、専門家から正しい処置についての解説が行われます。
アンケート結果はこちらのようになりました。
・短時間で応急処置をしなければいけなかったのでリアリティを感じることができました。
・災害時救助知識や今あるものを使って代用する柔軟な対応力の必要性を改めて考えさせられました。
・出題に対し、チームで相談しながら回答し、回答したものに対し、防災の観点から説明があった点が学びにつながった。
・速さだけでなく、正確性を学ぶというところで順位変動があり楽しかった。
・3人チームでやったので、それぞれのレベルで楽しめて、役割分担したので面白かった。
防災借り物競争は、「学べた」の得点が一番高かった競技です。
各チームで試行錯誤してアイディアを生み出してプレゼンをし、その後に解説を聞くという流れにより、防災知識がしっかり身についたと感じた方が多かったようです。
第4種目:避難所ジェスチャーゲーム
災害における「共助」の考えを学べる競技、それが避難所ジェスチャーゲームです。
「共助」とは、災害時において、公的機関の援助に頼り切るのではなく、コミュニティのメンバー同士でお互いを助け合おうという考え方です。
この競技では、避難所に必要な物品を、向こう側にいる仲間にジェスチャーで伝えます。
ジェスチャーを受け取ったメンバーは「これだ!」と思う物品を持って届けに行きます。
避難所ジェスチャーゲームのアンケート結果はこのようになりました。
参加者の皆様のコメントをご紹介します。
・仲間とともに共同で協力する大切さを改めて感じました。
・共助が重要であるという事が学べた良い種目だと思ったから。
・ジャスチャーをする方、受ける方、双方に発想力がないと、クリアすることができない競技で大変面白い競技でした。
今回実施した4種目の中でも比較的エンターテインメント性が高く、盛り上がった種目です。
助け合うことの大切さを実感できたというご感想を多くいただきました。
防災運動会の4つの特徴
大好評だった防災運動会。ここからは、その特徴を紐解いていきます。
興味がない人にも防災を届ける
企業や地域で行われる防災訓練や講習は、座って話を聞くだけのものが多く、そもそも防災に興味がない人には、なかなか参加しづらいものです。
防災運動会は、「体験」を軸にした新しい防災イベント。そして「遊び」の力を使って楽しく参加できるので、防災訓練に参加するのが億劫、防災に興味がないという人に対しても、防災を届けることができます。
チームビルディングができる
今回のアンケートにご回答いただいたお客様のお声にもあったように、防災運動会はチームビルディングの向上にも役立ちます。
チームで一丸となり、他のチームとの競争を楽しめるからこそ、本気で取り組むことができるのです。
カスタマイズ可能
防災運動会は、お客様のご要望に合わせて内容を自由自在にカスタマイズできます。
例えば、水害の多い地域であれば水害対策に特化した競技をご提案したり、年齢層が高い方が多い企業様では、体を動かす競技ばかりでなく頭を使う競技も組み込んだすることも可能です。
オンラインでも実施可能
防災運動会に興味があるけれど、3密が怖くて大人数が一か所に集まるイベントを実施できない…。そんな方におすすめなのが、オンラインで実施できる「おうち防災運動会」です。
おうち防災運動会は、ビデオチャットツールを使ってコミュニケーションをとりながら、楽しく防災知識を共有できる運動会。チームでの競争を楽しみながら、おうちにいる時間が増えたからこそ考えるべき防災を学ぶことができます。
まとめ
今回実施したアンケートから分かったのは、楽しさと学びを両立した防災運動会が、参加者の皆様に防災を考えるきっかけを与えられたということです。
「防災に興味がない人にも興味を持ってほしい」
「楽しいだけでなく学びのあるイベントを行いたい」
そのようなお悩みをお持ちの方は、お気軽にお問合せください。
株式会社IKUSAのオウンドメディア担当。「あそび防災プロジェクト」をはじめとするメディアの編集長を務めています。記事の編集、校正、アナリティクス分析、駆け出し動画編集、WEBデザイン、メルマガ企画など遊びの会社の1人マーケターとして奔走中!