2023年4月16日(日)に初開催された「熊本地震の日」周知啓発事業「防災パーク」で「防災ヒーロー入団試験」を実施しました! 実施内容と参加者様、イベントご担当者様の感想をご紹介します。防災・SDGsイベントのご相談はこちら
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「防災パーク」イベント概要
「防災パーク」は「熊本地震の日」の教訓を次世代に伝えて参加者の自助力を育てるためのイベントです。
イベントではまずシェイクアウト訓練が行われました。シェイクアウト訓練は地震の際の安全確保行動「まず低く、頭を守り、動かない」を身につけるための訓練です。訓練の後は、被害に遭われた方々へ黙祷を捧げ、その後、熊本市長からの挨拶が行われました。
その後、「防災ヒーロー入団試験」の各ブースがオープンしました。
また会場では防災復興パネルの展示や防災グッズの販売も行われていました。
「防災ヒーロー入団試験」の選定理由は、防災を気軽に、身近に感じてもらうこと
「防災パーク」は、令和4年10月1日施行の熊本市防災基本条例を踏まえ、
- 平成28年熊本地震の記憶や記録、教訓等を基に、市民の防災意識の向上につなげること
- 熊本地震の教訓等を次の世代に伝承していくこと
を目的として、開催されました。その中で防災を気軽に、そして身近に感じられるよう、あそびを通して防災の知識を吸収できる「防災ヒーロー入団試験」を開催することになりました。
「防災ヒーロー入団試験」で個性豊かな7つの試験に挑戦!
今回「防災ヒーロー入団試験」では、7種のワークショップをご用意。お子様はもちろん、多くの熊本市民の 方々にご参加いただきました!
「防災ヒーロー入団試験」とは
「防災ヒーロー入団試験」は、親子で一緒に防災の知識を身につけることができる体験型ワークショップです。体を動かして親子で「もしも」を考えます。
複数のワークショップを体験し、災害が起きた時に活躍できる防災ヒーローを目指します。本イベントでは、全部で7つの試験に挑戦できます。各試験をクリアすると「防災ヒーロー認定証」にスタンプが押されます。3つ以上の試験をクリアすると、こちらの「防災パーク」特製防災ヒーロー認定バッジを手に入れることができます。また、7つの試験を全てクリアすると特製防災ヒーロー認定バッジに合わせ、防災グッズももらえました。
7つの試験をご紹介!
各ブースの様子をご紹介します!
スモーキー迷路
まず紹介するのはスモーキー迷路のブースです!こちらではスタート地点からゴール地点まで進むことで、火災や停電が起きた際、安全に避難する方法を学ぶことができます。参加者の皆さんがスタート地点に集まりました!
迷路に入ったら、い よいよ試験開始です!
煙を吸わないために、身をかがめて迷路を進みます。無事ゴールに辿り着きました!お見事です!
防災リュック間違い探し
次に紹介するのは防災リュック間違い探しです!
机の上に並んでいる数ある防災グッズの中から、防災のお題に合ったものを選んでリュックに入れることができればクリアとなります。
お題は全部で3つあり、参加した時間によって内容が異なっていました。参加者の皆さんがブースに訪れました。挑戦するお題は「寒い冬の日に地震が起き、避難所へ行くことになりました。そんな状況で必要な防災グッズはどれでしょう?」です。皆さん、真剣な表情でリュックに必要だと思う防災グッズを入れています。短い制限時間の中で正しいグッズを入れることはできるのでしょうか?
制限時間を知らせるカウントダウンが終了しました! スタッフが1つずつ正解を発表していきます。自ら入れたグッズが正解か防災リュックの中からグッズを取り出して確認されます。 参加者の皆さんは興味津々に正解の解説を聞いていらっしゃいました。
防災スリッパ作り
次に紹介するのは、防災スリッパ作りです。こちらのブースでは、足元の悪い道の上を歩く際に役立つ「防災スリッパ」の作り方を学ぶことができます。
まずは、靴を履いていない状態で、がれきに見立てたイボイボロードを歩きます。歩くとかなり足が痛みます! 特に大人は1枚分歩ききれないくらい痛みを感じる方がいるほどなので、子どもに手を引いてもらう姿も見られました。イボイボロードを歩いたら新聞紙を折ってスリッパを作り、それを履いてゴール地点まで行きます。参加者の皆さんは真剣な様子でスリッパを作っていました。スリッパを履いて歩く参加者の皆さんからは「全然痛くない!」という声が!新聞紙スリッパの効果をきちんと実感できたようです!
水消火器射的
次に紹介するのは、水消火器射的のブースです。こちらは水消火器を発射させて、的に当てることができればクリアです。
力を合わせて水消火器を持つ親子もいれば、一人で水消火器を放射するお子様もいました!一人で水消火器を扱うことが難しい小さなお子様の場合は、スタッフがサポートさせていただきます。
防災ウォークラリー
続いて紹介するのは、防災ウォークラリーです。こちらは会場に設置されたパネルに書いてある5つの問題を解いて、最後の答えを受付で言うことができればクリアとなります。
1問目の問題を解いて2問目のパネルを見に行くと、1問目の答えと2問目の内容を同時に知ることができます。パネルの場所に向かわないと答えを知ることができないため、問題を解くだけで自然と会場を周遊することができます。全ての問題を解き終えた参加者の方が受付に戻ってきました!
最後の問題は「熊本地震の日には、家族みんなで災害への備えについて確認したほうが良い。このように家族や自分で防災に取り組むことを漢字2文字でなんというでしょう?」です。 果たして答えは…?答えは「自助」でした。参加者の皆さんは答えを当て、見事スタンプをゲットしました。答えの言葉を初めて知る方がいた際には、スタッフから 言葉の意味をお伝えさせていただきました。
自助力をつける防災教室
防災教室では2つの企画が実施されました。最初に行われたのは、防災士阿部清人さんによる防災エンスショー です!防災エンスショーは「楽しく科学、伝える防災」をテーマにしています。今回は科学実験を通して、地震では同じ震度でも建物の高さによって揺れ方が違うことや熊本地震の地震は長周期地震動であったことなどを学ぶことができました。
続いて行われたのは増子元美さんによるペット防災教室です!ペット同行避難とペット同伴避難の違いや、地震が起きた際、人の支援物資は避難所に早めに届くがペットのものは届かないので、ペットのお薬や療法食は動物病院で多めにもらった方がよいことなどを学ぶことができました。
バーチャル防災体験
最後に紹介するのはバーチャル防災体験です。バーチャル防災体験ではVRゴーグルをつけて消火活動の疑似体験を行うことができるようになっていました。また、学校で地震が発生した際に注意することも学べました。
熊本城おもてなし武将隊の皆様も参戦!
イベントにはなんと、熊本城を拠点に熊本市の観光PRを行っている「熊本城おもてなし武将隊」の皆様が遊びに来てくださいました!
武将隊の方々は防災リュック間違い探しを体験! 突然新聞を読み始めた八十姫様にツッコミを入れたり、武将の皆様同士で意見を言い合ったりしながらリュックに必要なものを入れていました。
参加者様のご感想
参加者様からいただいたアンケートのコメントをご紹介します。
- 親子共々とても楽しかったです。
- 子どもがスタンプを集めながら防災について学べてよかったです。今後も定期的にあると参加したいと思いました。
- 子どもの防災への意識が高まりました。ありがとうございました。
- 改めて防災について考える機会になりました。顔の見える関係を大事にしたいなと思いました。
- 熊本地震発生時は熊本市に住んでおらず、災害経験がないので、すごく学びになりました。ありがとうございました。
- 今回のようなイベントを繰り返し行うことで熊本地震の記憶の風化が防げると思う。
- 缶バッジをもらったのが嬉しかったのか、頂いたホイッスルも吹きながら5歳と2歳の息子と一緒に避難訓練ごっこをしました。スモーキー迷路やシェイクアウト訓練で習った事を話しながらやりました。息子はまたやろうね!と遊び感覚ではありましたが楽しそうに取り組んでいました。改めて防災や自助について考える機会になりました。 ありがとうございました。
- こういう企画のイベントを実施していただきありがとうございます。次回もお願いします。
- 毎年やってほしいと思います。楽しみにしています。
とても好評で、たくさんのコメントをいただくことができました。ご参加いただいた皆さん、誠にありがとうございました。
コンテンツの幅、柔軟な対応力。参加者満足度の高さに定評があるので、安心して依頼できる
本イベントは、広告代理店であるサンコー・コミュニケーションズ株式会社様が、熊本市様にIKUSAのコンテンツをご提案してくださり実現しました。
ここからは代理店のご担当者様からいただいたIKUSAへのコメントをご紹介します。
所有されているコンテンツやノウハウが幅広いので業種を選ばず、活用できる範囲は多岐に渡る印象があります。何かする際には気軽に相談できますし、柔軟な対応力は素晴らしいと感じています。
また、参加された方の満足度がとても高いので依頼する安心感があります。ただのイベントではなく一本筋の通った取り組みやアイデアを生み出されるので、今後どのような目から鱗なコンテンツが生まれて来るのか期待しております。
防災ヒーロー入団試験は、親子で楽しく防災を学べる体験型アクティビティです。
防災の啓発事業やファミリー向けイベントなどをご検討中の方は、ぜひお気軽にお問合せください。
ミステリー小説を書くことや脱出ゲームをすることが好きなアマチュアサックス奏者。
年間1000件以上の遊びのイベントを運営するIKUSAでライターのインターンをしながら、書店員としても働いています。
沢山の人々の興味を惹く記事や小説を書くことを目標に、日々精進しています。